結婚したアキラの異動に伴い、新居に引っ越した鈴。そこで待っていたのは、夢見た立派な社宅暮らしとは程遠い、木造長屋での生活でした。

 

作者の芸子さんは、元美容部員。育休中に子どもを預ける保育園を見つけることができず、職場復帰を断念した経験があります。育児中心の生活のなか、「自分が本当にやりたいこと」を自問し動き出す過程を描いた漫画「社会復帰、どーすんの?!」は、SNS上で共感の嵐となりました。芸子さんが一歩踏み出すきっかけとなったのが、「ワーキングマザー」として生きた実の祖母・鈴の生き方。

 

芸子さんが描く鈴の物語は、私たちに「やりたいことを諦めない勇気」を届けてくれます。

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「妻の様子がおかしい…」退院した夫が感じた違和感「何かあった?」

病院から無事に退院した夫のアキラ。仕事から帰ると、以前であれば玄関先まで出迎えにきた妻の姿はありません。ご飯はおろか、お風呂の準備もできておらず忙しない様子の妻にアキラは違和感を覚えずにはいられません。

 

「何かあった?」。夫の問いかけをはぐらかして「気のせいじゃないですか?」とはぐらかし、妻の鈴が向かった先は、先日ばったりあった背広を着たサラリーマンの元でした。

 

PROFILE 芸子

心配性な旦那、手についた米粒を許せない長女、なんだか能天気な次女を家族に持つ、なんとかなるさ精神の芸子さん。C's Comicsから電子書籍『鈴が鳴る』(一)が好評発売中!