アイドル時代のつらさが上書きされた
── Prime Videoの『バチェラー・ジャパン』シーズン4を機に、新しい芸能事務所に移ったことで、今も芸能活動を続けています。どうですか?
休井さん:今はすごく充実しています。こうして芸能の仕事をまた再開したことで、アイドル時代に叶えられなかった夢をひとつずつ叶えることができています。
芸能人になったら、「東京ガールズコレクションに出ること」「写真集を出すこと」「雑誌の表紙を飾ること」の3つが大きな夢でした。それはどれも叶いました。写真集は「よかったね」「けっこう攻めたね」など、感想もいろいろいただきました。
今はつらいことはなく、楽しく仕事ができていて、アイドル時代のつらかった思い出が、いい思い出として上書きされています。パンのお仕事は楽しかったですが、あのままだったら今のような気持ちになれなかったと思うと、本当にあのときにもう一度チャレンジしてよかったと思います。
── 3つの目標を叶えたいま、チャレンジしたいことはありますか?
休井さん:次の目標は若い人たちのために本を書くこと。若いアイドルの子のなかには、昔の私のようにどう頑張ったらいいかわからず、つらいことがあっても親にも言えない子がたくさんいると思うんです。なので、私の経験を本にすることでそういう子たちの力になればいいなと。私のように一度辞めても、また戻ってくることもできるよって伝えられたいいですね。
あと、女優業も今後、力を入れていきたいです。演技レッスンなども頑張っているので、そういう機会が増えたらうれしいです。
PROFILE 休井美郷さん
1991年生まれ、大阪府出身。タレント。Prime Video『バチェラー・ジャパン』シーズン4に参加し話題になり、女性誌やバラエティなどで活躍。かわいいがつまった写真集『Qun』も発売。
取材・文/酒井明子 画像提供/休井美郷