水溜まりは入るためにある?

自然に身を委ねて

── 夫婦で教育方針の方向性について意見が異なることはありますか?

 

中越さん:小学校受験に関してもすごく悩みました。私立を受けるのか、公立に行かせるのか。夫婦で散々話し合いましたが結局、根底のところは一緒だったので今は折り合いがついたというか。

 

── お子さんたちとはどのようにコミュニケーションをとっていますか?

 

中越さん:私も夫もみんなで何かを楽しむことが好きですし、時間を共有することも意識しているかな。子どもたちと一緒に白玉団子を作ったり、餃子を作ったりする時間は楽しいですね。また、昼間にみんなで公園に行って夫と子どもたちが公園でジョギングすることもありますし、あえて夜の公園に行くこともあります。夜ってちょっとワクワクするじゃないですか。夜の散歩も昼間とは違う楽しさがありますね。

 

また、去年家族で石垣島に行ったときは、ちょうど泥遊びできる場所があってそこでみんなで泥合戦をしたんです。洋服はダメになっちゃいましたが、普段できないことも一緒に楽しみたいなって。夫はキチッとしているので泥はダメ。水溜りも入らないでくれと言いますが、水溜りくらい入るためにあるんだよと(笑)。靴なら洗えばいいと思いながら、子どもたちと豪快に水溜りにジャンプしちゃってます。

 

── 習い事も夫婦で相談しながら決めていますか?

 

中越さん:夫は運動神経がよくてなんでもできるので、プールも体操も自分が教えるから大丈夫って言うんですけど、あえて違う環境で学ばせたいとも思うので都度相談ですね。

 

あと2年で2人の子どもが小学生になります。そうなるとだいぶ時間の使い方や生活サイクルも変化しそうですが、今は今を楽しみながら過ごせたらいいなと思っています。

 

PROFILE  中越典子さん

1979年生まれ。佐賀県生まれ。『ストレートニュース』(日本テレビ系ドラマ)で俳優デビュー。TBS『王様のブランチ』に出演後、2003年NHK連続テレビ小説『こころ』で主演を務める。現在放送中のフジテレビ「婚活1000本ノック」に出演中。以降映画やドラマに出演しながら現在は2児の母としても活躍。

 

取材・文/松永怜 写真提供/中越典子