フジテレビアナウンサーの松村未央さんが、芸人の陣内智則さんと結婚して6年。陣内さんのパパとしての一面や、夫婦円満の秘訣を聞きました。(全4回中の3回)
パパは「アート教室に通わせよう」と
── ご自宅での陣内さんは、どんなパパですか。
松村さん:夫は自宅では完全にオフモードなのですが、パパとしてはちょっと「オン」が入っているかもしれません。娘にはちょっとツッコミを入れたり、笑わせたり。娘はパパが大好きで、毎日「パパは何時に帰ってくるの?」と聞いてきます。テレビでパパが活躍する姿を見られるのも、娘は嬉しいみたいです。
パパは体を使った遊びもしてくれますし、最近はトランプとかUNOとか、カードゲームにもハマっています。この間は、ふたりでバルーンアートのキットを買ってきて一緒に作っていました。「ごっこ遊び」もよくしています。娘がプリンセス役、夫が王子様役になって、「シンデレラ」とか「白雪姫」の劇を繰り広げています。娘にとっては全力で遊んでくれる「最高のパパ」ですね。
夫は阪神ファンなので、娘にも半強制的に「一緒に応援するぞ!」と教育しています。おかげで、「パパの応援しているチームはどこでしょう?」と聞くと、娘は「トラ」と答えるんです(笑)。
「パパのことが大好きでいてくれるのも今のうちだな」と、夫はすでに未来を想像してちょっと寂しがっています。
── 松村さんは、娘さんとどんな遊びを?
松村さん:私とはお絵描きをしたり、ビーズアクセサリーを作ったりしています。娘は「間違い探し」が好きで、最初は市販の本を買っていましたが、最近は娘に「描いて」と言われるので、私が画用紙に絵を描いてオリジナルの「間違い探し」を作っています。絵が得意なわけではないのですが、娘は「ママ、じょうず」とほめてくれます。
娘も絵を描くのが好きなので、夫が「アートの才能があるんちゃうか?」と言い出して、「アート教室に通わせようか」という話をしています。
──陣内さんは、絵心が…。
松村さん:ですよね(笑)。夫の絵も、私は味があって好きなんですけど。
すべて受け入れ、背中を押してくれる夫
── おふたりとも忙しいと思いますが、コミュニケーションはどのように取られていますか。
松村さん:あえてふたりの時間をつくってはいないのですが、時間が合うときは一緒に食事に行って話をしますし、連絡はよくしています。娘のことで連絡事項がたくさんあるので、「報連相(ほうれんそう)」は大切です。
ふたりでいるときも、娘の話をすることが多いですね。「学校はどうしよう」とか、「どんな習い事をやらせよう」とか。娘はチアダンスを習っていて、もうすぐ初めての発表会があるので家でもよく踊っています。もう、ただただかわいいですね。
夫とは、お互いに仕事の話はあまりしません。スケジュールのすり合わせが必要なので「こういう仕事の話があるけれど、どうしよう」と相談することはありますけど、基本的にはすべて受け入れて、「がんばって」と背中を押してくれますね。私も、これまでの夫のキャリアや、彼がつくり上げてきた世界観を壊さないようにしたいという気持ちがあります。
──ケンカをすることはないんですか。
松村さん:私はケンカが苦手なので、ケンカにならないように気をつけています。やってほしいことがあるときは、「どうしてしてくれないの」ではなくて、「やってくれたら嬉しいな」とやわらかく言うようにしています。
ちょっと「モヤッ」とすることがあっても、自分の中で解決させることが多いですね。よほどのことなら夫に直接伝えますけど、ほとんどのことは「ま、いっか」と思えてしまいます。もともとあまりストレスをためない性格なのかもしれないですね。
PROFILE 松村未央さん
1986年生まれ、神奈川県出身。フジテレビアナウンサー。『めざましどようび』『FNN Live News days』『ノンストップ!』などの番組に出演。プライベートでは芸人の陣内智則さんと結婚。4歳になる娘を育てている。
取材・文/林優子 写真提供/松村未央