元・純烈の小田井涼平さんと結婚したLiLiCoさん。互いに多忙に過ごすなか、一緒に食事をするのは年10回程度、家事分担もLiLiCoさんが担当しているといいますが、本音は。(全5回のうち3回)

私の友達にもプレゼントをする夫

── 小田井さんと結婚して新たに気づいた魅力はありますか?

 

LiLiCoさん:いっぱいありますよ。彼は仕事に対してすごく真面目で、どんなに朝早くても絶対に遅れません。私との約束にはいつも遅刻するんですけど(笑)。几帳面なところもあって、出張に持っていくネクタイをきちんと丸めて整えたり、レゴが好きでコレクション癖もありますが、そういうモテなさそうなキャラも彼の魅力のひとつかなと思います。

 

── 小田井さんは、よくLiLiCoさんにプレゼントもされるそうですね。

 

LiLiCoさん:地方ロケ先のお土産も含めて、ちょこちょこいろいろなものをプレゼントしてくれますね。ロケ先で作った包丁を土産に持ってきてくれたこともあるし、高価でもそうじゃなくても、プレゼントって私のことを想って用意してくれるので、すごく嬉しいです。また、私だけではなく、私の友達の誕生日にもちょっとした贈り物を買ってきてくれるんですよ。そういった気遣いはとても嬉しいですね。

 

── LiLiCoさんが、結婚してからご自身が変わったなと思うことはありますか?

 

LiLiCoさん:結婚前は、私は思ったことをすぐに口に出してしまうことが多かったんです。でも彼と結婚してからは、ひと呼吸おき、相手の話を聞いてから発言するようになりました。お互いに思いやりを持ちながらより丁寧なコミュニケーションを取れるようになってきたと感じます。

簡単な料理でもいいから作って

LiLiCoさんと小田井さん
ハリーポッターのスタジオツアーのレッドカーペットに夫婦で登壇

── 夫婦二人で家にいるときは、どんなふうに過ごしていますか?

 

LiLiCoさん:夫婦ともに忙しくて、一緒に食事をすることはほとんどないんです。忙しい年は1年で5回くらい。コロナ禍で外出制限があったときは、1日3食共にした時期もありましたが、純烈を脱退してさらに忙しくなった今は、自宅で一緒に食事をするのは1年に10回程度になりました。

 

── ご夫婦ではよく会話をされますか?

 

LiLiCoさん:お互いによく話しますね。とくに、彼が地元の関西から帰ってきたときは、いつも以上にしゃべります。ただ、コロナ禍で毎日一緒にいたときは、彼の口数が極端に少ない日があったんです。理由を聞くと、話にオチがないと話してはいけないと思ってたみたいで。お付き合いから結婚までが短かったし、どんな話でも新鮮。オチなんて気にしなくていいよと伝えたんですけどね。

 

── お二人ともお忙しいと思いますが、家事の分担はどうされていますか?

 

LiLiCoさん:家事全般、私がやっています。以前、私が骨折したときに彼が掃除機をかけてくれたことがありましたが、「部屋が広くて掃除機をかけるのが疲れた。面倒くさかった」と言ってました。それなら、人に頼むより自分でやったほうがいいと思って私がやっています。

 

料理ももちろん私の担当です。夫の帰宅の時間にあわせて料理を作ったものの、予定の時間を過ぎても連絡がなくて、料理が冷めてしまうことも。せっかく用意した高級なお肉に醤油をかけて味を台なしにすることもありました。他にも、自分では料理をいっさいしないのに「簡単な料理でいいから作って」と発言する。いろいろと気になることがあります(笑)。

 

でも、最近は洗濯物をたたんでくれたり、ゴミが5袋たまったら出してくれることもあります。

夫が純烈を脱退した後の生活

LiLiCoさん
長年アンバサダーを務める「ショートショートフィルムフェスティバル」

── 2022年12月に小田井さんが純烈を脱退されてから生活に変化はありますか?

 

LiLiCoさん:元々一緒にいる時間が少なかったのですが、小田井がより忙しくなったため、一緒にいる時間が減りました。すれ違い生活ですが、それもいいと思いますよ。私も自宅で仕事をするとき、人がいると集中できないし、彼も一人で過ごしたいときもあるだろうし。話がしたいときは「今日は家族会議だよ!」と夫にLINEしてます。そしたらドキッとするのか、それまで頻繁にやり取りしていた彼のLINEがピタと止まるんですよね。別に家族会議って悪いことばかりじゃないんですけどね(笑)。

 

PROFILE LiLiCoさん

スウェーデン出身。18歳で来日し、1989年に芸能界デビューを果たす。2001年から情報番組『王様のブランチ』で映画コメンテーターとしてレギュラー出演。2017年、俳優で歌手の小田井涼平さんと結婚。

 

取材・文/間野由利子