娘想いの母親をもつ心優しい主人公。一見その親子関係は穏やかなようにも見えますが、互いが相手を思いやっているからこそ向き合えないこともしばしば。「毒親」「自立」「恋愛」をテーマとした、福々ちえさんの贈る『息苦しいほど優しいママと逃げたい娘のお話』。
みなさんにとって、わが子の成長は嬉しいものですか?それとも自分の手から離れ行く切なさのほうがおおきいものですか?もし後者だったとき、子どもの自立をどう受け止めていくか、母親目線から考えてみてください。
【第48話】「私の人生に口を出すな」泣き叫ぶ娘の言葉に母は
娘の彼氏の素行を調べると、娘に話していたことは嘘ばかり。
祖母の介護による留年も嘘、進学も嘘、借金まであるうえに娘以外の女性ともお付き合いしている様子。
やっぱり娘の一番の理解者は私。そう思って寄り添うように語りかけたのに、言われた言葉は「うるさい」だった…。
娘は彼の嘘以上に私が心配することに怒っている。
「私の人生に口出ししないで」
突然の娘からの言葉に驚きを隠せない母なのでした。
作/福々ちえ