ピーマンの種をこれまで捨てていたという人に、驚くべき新常識!保育園で給食の先生をしているaoiさん(@aoi_eiyougohan)がInstagramに投稿した「無限ピーマン」が話題になっています。
ピーマンの種ごと食べる「無限ピーマン」
aoiさんが「無限ピーマン」の作り方を投稿したところ、実際につくったフォロワーさんから「コレ、最強無限ピーマンです!! ペロリと食べてしまいました。また作ります」「種に栄養があるなんて!しかも食べられるなんて!ピーマン余りがちなので、絶対副菜レシピに加えます!」「ピーマン苦手な旦那が、ほぼ1人で全部食べちゃいました」などの声が寄せられました。
この無限ピーマンの特徴は“種ごと調理する”点。
「ピーマンの種を捨てる人がほとんどかと思いますが、実は種にも栄養があるので、ぜひ食べてほしい部分なんです。種の硬さが残るのでは?と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、加熱すると食感はあまり気にならないので、種ごと料理に使ってください」
作り方は、ピーマン5個をタテに半分に切ったら、手で押さえてつぶし、ヘタを取って種ごとせん切りに。耐熱ボウルにピーマンを入れ、ごま油大さじ1/2と鶏ガラスープの素小さじ1/2を回し入れて軽くあえます。ラップをして電子レンジ(600W)で2~3分加熱してください。シャキシャキ食感がいい人は2分程度で。仕上げに塩昆布10g、しらす20g、白炒りごま適量を加えてあえたら完成です。
「ごまを入れることで、ピーマンの種がごまと混ざって見た目にも種は気にならないと思います。しらすがないときは、ツナやサケフレークなど味つけになる魚の加工食品で代用可能ですよ」
aoiさんによると、ピーマンの種と皮の部分にはカリウムなどが含まれており、むくみを防止してくれる効果があるとか。しらすやごまのほか、塩昆布を加えることで、バランスよく栄養が摂れるひと皿に。栄養のいい献立に悩む人たちに、この手軽で美味しいメニューが刺さったようです。
ピーマンが苦手な子どもにもおすすめ
「保育園でもピーマンが苦手な子どもはやはり多く、いろいろな工夫をしています。ごま油を使ってコーティングすることで苦みを感じにくくさせ、子どもが好きな食材の葉物野菜やにんじんと組み合わせてナムルのようにしてよく出しています。このレシピはそんな要素を詰め込んでいてごま油を使い、子どもの好きな塩昆布を足しました。実はわが家の子どももこの無限ピーマンでピーマン嫌いを克服しました。やはり子どもが好きな塩昆布を入れたことがよかったみたいです」
aoiさんには同じ子育て中のママさんたちから「この無限ピーマンで子どもがピーマン食べられるようになりました!」などの喜びのDMも届くのだそう。
「私も経験しているので、おうちのごはんで子どもが苦手を克服してくれるのは、本当にうれしいですよね。そういうご連絡をいただくといつも私もうれしくて投稿の励みになっています」。
ピーマン嫌いの子どもたちの救世主にもなってくれそうな無限ピーマン。普段のおかずやおつまみとしても大活躍してくれそう。そして、この無限ピーマンを機に「種ごと食べるピーマン」が、皆さんのご家庭でも新常識になるかもしれませんね。
PROFILE aoiさん
保育園で働く栄養士。2児のママ。SNSでは、かんたんにつくれて栄養も摂れるおうちごはんを発信中。
取材・文/加藤文惠 画像提供/aoi