「11年間で訪れたミスタードーナツは100店舗、食べたドーナツは1000種類」と話すミスド大好きタレントの西田奈未さん。しかも、10年間お店で働いた経験も。秘蔵の情報、教えてください！
幻のファンシードーナツ！ツイッターでバズった「ポン・デ・ピスタチオ」温める？冷凍する？知られざるミスドの美味しい食べ方
「ドーナツを揚げる油は、室温では固体の石鹸のような見ための植物油を使用しています」と話すのは、ミスタードーナツのアルバイトがきっかけで“ミスド沼”にハマった西田奈未さん。
「揚げるときや熱を加えたときだけ油が溶けるので、揚げ終わって室温に戻ったドーナツはベタつかず、サクサクッとした軽い食感になります。なので、油っぽさを感じず、いくらでも食べられてしまうんです」
そのため、冷めても電子レンジで温めれば油が溶け出し、できたての美味しさがよみがえるそう。
「意外と知られていないみたいですが、ミスタードーナツの商品はほぼすべてを店舗で手作りしています。できたての美味しさを知るミスド店員たちは、ドーナツを食べる際に電子レンジで温めて、できたての油が溶けた温かい状態を再現する人が多いです」
西田さんが温めたほうが美味しいと思うドーナツは、「カスタードクリーム」「ダブルチョコレート」「ハニーチュロ」「ハニーディップ」「フレンチクルーラー」。電子レンジ（500W）で10秒、しっかりめに温めたい場合は15秒。ただし、「オールドファッション」に限っては、揚げたてのサクッとした食感を復活させるため“オーブントースター”で温めたほうがいいそうです。
「ミスドの公式ホームページで2016年に『凍らせ推奨ドーナツ』が紹介されましたが、ドーナツは冷凍しても美味しいんです。わたしのオススメ冷凍ミスドは『エンゼルフレンチ』『エンゼルクリーム』『チョコファッション』です。冷凍庫で3時間ほど冷凍してから食べると、また違ったデザートのような味や食感になります」
ついつい買いすぎてしまったドーナツや、夏の暑い時期は冷凍ドーナツに挑戦するのもオススメとのこと。
一生出会えないかもしれない裏メニューとは？
また、西田さんはミスタードーナツでアルバイトをしていた際に数々の環境への取り組みを知り、さらにミスタードーナツが好きになったと言います。
「売れ残ったドーナツは飼料化処理工場へ運び、家畜の餌になるんですよ。さらに、ドーナツを揚げた油は、古くなったら工業用の原料や液体洗剤としてリサイクルされて使われています。一部地域ではミスタードーナツを運営するダスキンのマットやモップを洗浄・再生する工場でボイラー燃料としても活用しています」
食品ロス削減のために約10年前から取り組むなかで生まれた“ファンシードーナツ”が先日ツイッターで「激レア」ドーナツと話題になりました。ファンシードーナツは、期間限定商品の原材料が余った場合に各店舗の判断で販売されます。取り扱うお店が1店もない可能性があり、ホームページには掲載されていないそうです。「一期一会の出会いなので、見つけたら絶対買う」という西田さん。
また、イートイン時に裏メニューとよばれている、30円で30グラムつけられるトッピングホイップクリームも（取り扱いのない店舗もあります）。
「ドーナツにのせるとおいしいのはもちろんですが、メロンソーダやコーラにのせてもクリームソーダやコーラフロート気分を楽しめます。それからご存じかもしれませんが、イートインではホットのコーヒー・カフェオレ・ロイヤルミルクティは”おかわり自由”です（店舗により取り扱い品目や価格が異なる場合があります）。ドーナツだけでなく、氷にしたコーヒーをミルクに溶かしながら飲む「氷コーヒー」やシェイク、タピオカドリンク、季節限定のフルーツティなど飲みものにも力を入れています。ドーナツ以外も目が離せません」
明るい店舗の雰囲気が好きで、毎月出る新商品や神出鬼没のファンシードーナツなど飽きることはないというミスドオタク・西田さんの活動は続きます。
PROFILE 西田奈未さん
ミスド大好きタレント。毎月の新商品は欠かさずチェックし、ミスド巡礼や新商品をブログやSNSで発信。ミスジャパン佐賀2021審査員特別賞受賞。
取材・文／清宮あやこ 写真提供／西田奈未
