フリーアナウンサー中村仁美さん。3人の子どもは、食事の好き嫌いもバラバラで偏食もあるため、いろいろと工夫しているといいます。育児分担では、夫は漢字テストの丸つけ担当だといいますが…。(全4回中の4回) 

食事当番を降りたい

── 夫婦と3人のお子さんの5人家族ですが、家事分担などありますか?

 

中村さん:ほぼほぼ私です。夫のなかでは、自分も参加してるみたいですけど。

 

── 結婚されるときに、旦那さんは「生活スタイルを変えない」と仰っていたとか。

 

中村さん:基本、仕事以外面倒くさがりの人なんです。

 

それに、たとえば料理も「得意な人がやったらいいんじゃない?」って言うんですけど、いやいやいや…、私も得意じゃないしって(笑)。

 

もちろん、友達を呼んで家でご飯を振る舞うようなことも、時々はありましたよ。でも、人を招いて好きなようにおもてなしをするような料理と、デイリーで作る料理って違うじゃないですか。家のご飯は毎日作らないといけないですし。この前、夫に「食事当番を降りたい」って言いました。スルーでしたが(笑)。

 

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── 毎日献立を考えるのも大変そうです。

 

中村さん:どうしても子どもが食べてくれるようなメニューになっています。新しい料理にチャレンジしたいと思っても、子どもたちが食べてくれないと意味がないと思ってしまうし。新しいメニューも出すには出すんですけど、反応がイマイチだったりすると、やっぱりいつもと同じような料理になっちゃいます。

 

── メニューも、そのときのコンディションによって変わってきますか?

 

中村さん:揚げ物とか手の込んだ料理は、自分が元気じゃないとできないですね。疲れている日は、お鍋ひとつでできる料理とか、とにかくスープに野菜と肉を入れるとか。なるべく手軽な料理にしています。

 

最近分かったのは、手の込んだ料理だから、子どもたちが美味しいって言ってくれるかって言うと、そうじゃないですね。私が時間をかけて作ったか作ってないかは、子どもたちにとっては関係なくて、美味しいか美味しくないかなんですよね。というところで…、手をかけなくてもいいんじゃないかって(笑)。

 

── 労力と比例しないですよね…。 3人のお子さんたちは、食の好き嫌いはありますか?

 

中村さん:うーん、それぞれあります。上の子は、夫に似て魚介類が苦手だし、真ん中の子は、噛み切れないのが嫌い。下の子は、ただ単にわがままっていうか(笑)。その時の気分でいらないって言ったりします。

 

── 旦那さんは偏食だと聞いていますが、お子さんに影響はありますか?

 

中村さん:長男が影響を受けていますね。食べる前に匂いを嗅ぐとか、食べる前に七味を入れるとか。魚や貝が嫌いなのも、夫の影響でしょうね。魚は、カルパッチョとか、長男でも食べられるものを定期的に出したり。長男用に小さく切って、他の子は大きく切るとか。いろいろ工夫しています。

 

── 料理作りは大変そうですが、5人家族だと食卓も賑やかそうですね。

 

中村さん:それが唯一、自分が作るモチベーションになっています。子どもたちが「ご飯うめぇっ」とか言いながら食べてくれて、「今日何点?」って聞くと、「10点中9点」とか、その1点はなんだって思うんですけど。

 

── 家族のなかで、いちばん人気なメニューはありますか?

 

中村さん:家族全員が好きなのは餃子ですね。あとはなんでも美味しいって言ってくれますね。でも、魚とか多めに出すと怒られます(笑)。

漢字テストをお願いしても

── 1日のあなかで、特に忙しい時間帯はありますか?

 

中村さん:3人子どもがいるので、夕方から夕食を終えるまでが大変ですね。夕飯の準備をしながら、長男から「算数のここどうやって解くの?」って聞かれたり、次男の漢字テストを見つつ、三男がわちゃわちゃ喋ってきたり。

 

── 中村さんひとりに対して、お子さんがそれぞれ話しかけてきて。

 

中村さん:もうちょっと、子どもたち一人ひとりに向き合えるといいなって思いますね。

 

つい、「ちょっと待って」が、少し強い口調になってしまうので、余裕を持って、「なーに?」って言ってあげたらいいなって思うんですけど。

 

── 旦那さんは、子育てに関してはいかがですか?

 

中村さん:夫がいる時間はずっと遊び相手になってくれています。ただ、勉強になると見てくれないというか。

 

私が作った漢字テストがあって、夫に丸つけだけお願いして外出することもあるんです。私が帰宅してから漢字テストを見てみると、丸つけを間違えてたりするんですよ。

 

「でも、(子どもが)これで合ってるって言うから…」って言ってます。英語とか算数も、私が何かしていたら「パパに1回聞いて」って言いますが、「俺わかんねーし!」って言われたり、子どものなかでも、いったんパパに聞いた後、また私に聞きに来たりするんですけど。

 

日々そんな感じです。いつも賑やかですね。

 

── 日常の幸せな風景が目に浮かびます。

 

中村さん:楽しいですね。忙しいと思いつつも、やっぱり毎日楽しいです。今が毎日賑やかなので、子どもたちがいなくなったときを考えると、今から寂しくて、すでに泣きそうですけど(笑)。今の時間を大事にしていきたいですね。

 

PROFILE 中村仁美さん

2002年フジテレビに入社。2011年お笑いコンビ「さまぁ~ず」の大竹一樹さんと結婚。3児の子育てをしている。2017年7月フジテレビを退社。現在、テレビ・ラジオ・イベント出演など幅広く活動中。

 

取材・文/松永怜