ミニマリストのおふみさんには、ここ数年悩んでいたアクセサリーにまつわる問題がありました。出かける際にずっと不快を感じていたというのですが、それを解消するアイテムが最近見つかったのだそう。

ピアスか、イヤリングか…悩み続けて

30歳を過ぎてから数年、悩み続けてきたことがあります。それは、ピアス穴をあけるか否か。

 

「いまさら?」と思われるかもしれません。この年まであけずに来たならこのままあけずにいたらどうか?とも自分でも思います。 

 

しかし、私は福耳で、かなり耳たぶが分厚いのです。友人知人に耳たぶを触ってもらうと「確かにこれはかなり分厚い……」というコメントが返ってくる分厚さ。

 

それゆえ、ほとんどのイヤリングは長時間つけると痛くなります。

 

イヤリングをはずしたあとの、耳たぶの穴が貫通しそうなくらいくぼんだイヤリング跡を見ては、「あけるべきか…」という議題が頭をよぎります。

 

ごつめのイヤリングはまだいいのです。耳たぶを挟む設置面が広いので、1日つけていても痛くないものもいくつかは持っています。ただ、華奢なものはそうもいかないことが多いのです。

 

小さくても光を反射するものが顔のすぐそばにあると、一気に顔が明るく見えます。それで地金の華奢なイヤリングや、一粒ダイヤなどをちょこんとつけたいと思うものの、モチーフが華奢だと耳たぶを挟むクリップ部分も華奢なので、設置面が小さくて耳たぶにめり込んで痛くなってしまいます。

 

しかも、イヤリングはピアスにくらべてはずれやすいので、地金や一粒ダイヤのピアスといった高価なものを買うのはなくす危険性が高過ぎてとても手が出せません。

 

いまさらながらピアスをあけることで、以下のメリットがあります。

・耳たぶが痛くなる問題を解決できる

まずこれがいちばん大きいです。肩が凝るからタートルネックをやめる、重いコートをやめる、というようにこれまでも不快に感じるものを徐々にやめてきました。確実に暮らしやすくなってきたので、耳たぶの痛みという不快感も手放せたら素敵だなと思います。

・なくしにくくなる

飲食店に入るたびに毎回イヤリングを外して耳たぶを休ませていますが、テーブルに置いて、なくしかけたことがあります。毎回ポーチにしまえばいいのでしょうがそれも面倒で……。

・長く愛用できる

イヤリングは性質上なくしやすいですし、ブランドのジュエリーでもピアスしか取り扱いのないお店は多いです。ピアスをあけることで、なくす可能性も低くなり、プチプラだけに限らず高価なものも使え、長く愛用できるようになります。

 

しかし、ピアスのデメリットは穴が安定するまでのお手入れが面倒、続けられるかわからないこと、新しくピアスをそろえ直すことでコストがかかることが挙げられます。

 

また、耳に穴をあけると運気が変わる、福耳に穴をあけると金運が下がるという話を目にして気になっています。せっかくの福耳なのにもったいない、という謎の感情に毎度支配されます。

痛くないイヤリングとの出会い

しばらくずーっと悩んできましたが、ここでいったんの決断をくだしました。

 

結論として、ピアスはあけないことにしました。ついに、本当に痛くない華奢なイヤリングに出会えたからです。

 

SNSで「痛くないイヤリングのおすすめはありませんか?」とフォロワーさんにアンケートを取ったところ、「Joueteというブランドのものが痛くなくておすすめです」と教えていただきました。

 

購入したのは「イヤリング バー」というアイテムです。店頭で試してみたところ、本当に痛くなく、感激しました。

 

初めて目にした形状で、耳たぶにぴったり寄り添うイヤーカフみたいなものだと言えばよいでしょうか。

 

クリップで挟む形でもバネ式でもなく、半円状のものを耳たぶに挟み込む形です。

 

店頭で店員さんに微調整してもらったのですが、痛くないのにはずれないし、でも形状は不思議なくらいごくシンプル。おもしろいイヤリングです。

 

店員さんおすすめの別売りイヤーキャッチをつけて装着していますが、本当に痛くないので感激です。

 

福耳に穴をあけずにすみ、毎日のメンテがプラスされることもなく、はずれにくくて、耳が痛くない華奢なイヤリングに出会えたので、望んでいたものがほぼすべて手に入りました。

 

今現在の最適解であり、数年後にまた見解が変わっているかもしれませんが、ひとまず答えを出せました。なんだかんだで数年来の悩みだったので、悩みを手放せて嬉しい限りです。

 

アクセサリーは小さいからと言ってあなどるなかれ。合わないものを使うと痛みに悩まされたりしますよね。なのに我慢するのが当たり前になっていたりするもの。

 

アクセサリーの不快を手放すと日々のお出かけがぐっと快適になるので、皆さんも「自分にとっての不快なものはなんだろう?」と見直ししてみることをおすすめします。

 

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子