仕事に家事に子育てに、日々邁進するイラストレーターの横峰沙弥香さん。自宅が仕事場だからこその楽しみや苦労、仕事を捗らせる工夫などを、ちょっと笑えて癒やされるイラストとともに紹介します。今回のテーマは「自分の作品とわが子」。ずっと触らせていなかった紙の書籍や漫画のなかから、ママの作品を手に取った長男の反応は…?

自分の作品をわが子が読んでる…!気になる反応は

幼い子どもたちにやたらめったら本を破かれていたことで、紙の本を完全排除し、ここ数年はタブレットやスマホを使って本を読んでいました。

 

そこに不便を感じることはなく、むしろちょっとした空き時間に読書を楽しめるので私にはこっちのほうが向いている!くらい思っていましたが…ちょっと紙の本が恋しくなってきた。

 

今やすっかり落ち着いた子どもたちは本のページを破るどころか、「これは私の大切な本だよ」と伝えれば許可なしに触ることすらしません。

 

もう本棚を出しても何の問題もないだろうと、彼らの目に触れないようにしまい込んでいた資料や大切な漫画たちを引っ張り出してリビングに集合させました。

 

目に触れるところに出しておくと本にも興味が出てくるようで、長男のまめはときどき私の本を読むようになりました。

 

なかでも特に彼の興味を引いたのが、過去に私が出版したイラストエッセイたち。

 

横峰さん連載イラスト1
横峰さん連載イラスト2
横峰さん連載イラスト3
横峰さん連載イラスト4

 

自分が「まめちゃん」のモデルであることは知っていたまめも、イラストや漫画として自分のエピソードを読むという体験は新鮮だったらしく、きゃあきゃあ笑いながら赤ちゃん時代の自分のエピソードを楽しみ、ときどき「このときママはどう思った?」なんて聞いてくる。

 

目の前で自分の本を読まれるって嬉しいやら恥ずかしいやらですが、親子で楽しむ新しい時間を楽しんでいます。

横峰さん連載イラスト5

文・イラスト/横峰沙弥香