最近、自分の部屋に置く人や冷凍専門で利用する人の影響で売れ行きが好調の「セカンド冷蔵庫」。便利だけど、マネーの観点では?家計再生コンサルタントの横山光昭さんが、セカンド冷蔵庫のメリット・デメリットを踏まえてジャッジします。

 

セカンド冷蔵庫があるとメリットもデメリットもあるようです

コロナが理由でセカンド冷蔵庫が人気?

セカンド冷蔵庫が人気なのをご存じの方もいるでしょう。家計相談のお客様のなかでも、利用している声を聞くにようになりました。

 

背景にあるのはコロナの影響です。コロナ禍の外出自粛と在宅時間の増加により、食材のまとめ買い需要が拡大。使用する冷蔵庫では収まりきらず、もう1台コンパクトな冷蔵庫を購入するという流れになっています。

 

冷凍食品で冷凍室がいっぱいの家庭はセカンド冷凍庫を、飲み物専用として仕事部屋や寝室などに置く場合は小さな冷蔵庫を選ぶなど、活用法はさまざまです。

 

冷蔵庫がもう1台家にあれば、メインの冷蔵庫で不足する部分を補えて重宝するでしょう。一度に大量の食材を買っても保存に困らず、冷凍庫を活用したら長期保存も可能。

 

小さな冷蔵庫の場合でいえば、メインの冷蔵庫に飲み物を取りにいかなくてすみます。

 

ただ、メリットばかりではありません。デメリットも頭に入れておきましょう。デメリットは2つあります。ひとつは、容量増加の弊害です。

 

冷蔵庫の2台持ちは容量が増える分、これまで以上に多くのものを入れられるようになります。

 

冷蔵庫を開けて空きスペースがあったら、どう感じますか?もったいない気がしたり、寂しい気がしたりする人もいるのではないでしょうか。そうなると、スペースを埋めるべく、食材を買い込みたくなる衝動にかられます。

 

いずれ消費するとはいえ、なかには不要なものもあるはず。冷蔵庫が1台だったらそんな行動はとらないので、ムダな買い物を招いているのは否めません。