日記は体調管理にもなる

日記といえば、私はメンタルクリニックの主治医に、うつ病の治療の一環として「その日の気分と活動量を簡単でいいので記録しておくと、自分の不調の波とその原因が推測できるようになり良いですよ」と勧められています。

 

なのでなるべく私も手帳に記録をつけようとしているのですが、根っからの三日坊主でなかなか記録を続けることができません。

 

今年こそは…と意気込んで買った可愛い手帳も、早くもポツポツと空欄が目立つようになっています。

 

ここは本当に義母を見習わなければ…いや、むしろ義母の記録を参考にさせてもらったら良いのでは?私の記録が抜けたところは義母の日記に補完してもらえば良いのでは?と思いつき、「土曜は何をしてましたっけ?」と尋ねてみました。

やっぱり義母の日記は「閻魔帳」

「先週の土曜はね、あなたたちは昼ごろ起きてきて、私が買い物に行って帰ってきたらおやつを食べてたわよ!」

 

…うん、やっぱり、義母視点での自分の“だらけっぷり”に耐えられる気がしません。

 

日記はなるべく自力で、自分視点で書かなければならない…そんな当たり前のことに改めて気づいた出来事でした。

 

そんなふうに数十年分の蓄積のある義母の日記ですが、義母に万一のことがあったら、処分をどうしよう…と思ったりもします。

 

そそくさと捨てるのも申し訳ないし、かといって読む勇気もない…。

 

家族に読ませて私のだらけっぷりや体調不良っぷりを知らせるのも忍びない…。

 

やっぱり私にとって、義母の日記は閻魔帳なのかもしれません。


文/甘木サカヱ イラスト/ホリナルミ