サッカーを好きになってもらえるような活躍をしたい

── 事務所入りを決めたときに、将来やってみたいことはあったのでしょうか?

 

新保さん:私が声をかけていただいたのは、キャスターのマネジメントを担当している方でした。

 

やりたいことは決まっていないことを伝えると「やりたいことはこれから作っていけばいい」と言ってくださって。実際、演技、発声、ダンスなどいろいろなレッスンを受けるなかで、「伝えること」に興味が湧いてきました。自分の好きなサッカーの魅力を伝えられるお仕事がしたいと思ったのもその頃です。

 

カメラに笑顔を向ける新保さん

── そして2022年はご自身もサポーターとしてずっと応援してきた川崎フロンターレの応援番組でリポーターを務めることに。どんなシーズンでしたか?

 

新保さん:本当に濃い時間でした。これまでサポーターとして応援してきましたが、リポーターとしてクラブの内側からその魅力に触れることができて、ますます川崎フロンターレというチームが好きになりました。

 

シーズンを通してサポーターのみなさんと会える回数は限られているので、一瞬一瞬を大事にしたいという思いで、自分ができることをじっくり考えてやってきたつもりです。

 

正直2022年はいっぱいいっぱいな部分もあり、反省点をあげたらキリがありません。

 

でも、サポーターだった私だからこそ伝えられることは意識していました。サポーターの方の応援も本当にうれしくて。サポーターの方が素敵なチームだということは知り尽くしていたのですが、改めて実感するポイントはたくさんありました。

 

私のタレントとしての活動にも興味を持ってくださったこともうれしかったです。タレントとしての私をきっかけに、サッカーを好きになってもらえるような活躍をしたいという気持ちが芽生えたシーズンでしたし、もっと頑張ろうと思っています。

 

PROFILE 新保里歩さん

フリーキャスター。1996年生まれ、新潟県出身。2022年1月より『ファイト!川崎フロンターレ』の新リポーターに就任。川崎フロンターレの試合観戦をきっかけにサッカー好きに。日本サッカー協会公認審判員の資格を持つ。

 

取材・文/タナカシノブ