日本サッカー協会公認審判員の資格を持ち、スポーツキャスターとして活躍する新保里歩さん。2022年には念願のスポーツ情報番組『ファイト!川崎フロンターレ』の新リポーターに就任し、サポーターと共にチームを盛り上げてきました。目標だった大好きなサッカーに関わる仕事に辿り着くまで、どのような道を歩んできたのでしょうか。

大学職員からミスコン出演を打診されて

── サッカーに関わるお仕事をするのが目標のひとつだったとのこと。事務所に入るときからその目標は固まっていたのでしょうか?

 

新保さん:芸能界入りは考えていませんでした。簡単に入れる世界ではないと思っていたし、自分には縁のない世界だと思っていました。

 

大学3年生のときに、学生生活科の職員の方からミスコンへの参加をお願いされて。すごく親切にしてくださっている職員の方からのお話でしたし、「出るだけならいいかな」くらいの気持ちで参加しました。

 

参加してみたら、思いのほかたくさんの方から応援があり、「Miss of Miss CAMPUS QUEEN CONTEST 2018」で審査員特別賞を受賞後に、今の事務所の方に声をかけていただいたという流れです。

 

── 芸能界に興味のなかったとのことですが、事務所入りを決めた理由とは?

 

新保さん:事務所の方が私の通う熊谷のキャンパスまで来てくださいました。たまたまゼミの課題をやるために校内にいた私を見つけ書類の入った封筒を渡され「一度、事務所に来てくれませんか」と言われて。

 

突然すぎてすごくビックリしたけれど、本当にこういうことってあるんだなと思ったのが最初の印象です。

 

透き通るような白い肌が印象的な新保さん

その後、「いつ来られますか?」と連絡をいただいて。それまでは半信半疑、なんなら騙されているくらいに思っていたのですが「本物だったんだ」ってそこで確信した感じです。

 

お話を聞くくらいなら記念になるし、行ってみようかなと事務所に行き、少しお話をして帰ってきたら、電話が来て「合格です」と言われました。

 

事務所に入るためのオーディションを受けたつもりはなかったので、ちょっとポカンとしてしまいました(笑)。