夕食後の過ごし方が違う夫婦は家計上の課題にも

夕食後、夫婦は一緒にいますか?別々に過ごしていますか?「じつはここに貯まる夫婦と貯まらない夫婦の差が出ます」と話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。たかがそんなこと、と思うでしょうか?現実をお金の専門家が明かします。

「夕食を終えたらバラバラ」夫婦の経済損失

夫婦共働きの場合、働き方や勤務時間が違うと、夕食後はそれぞれ別の部屋で過ごす…というケースが。じつは貯まらない夫婦ほど、その傾向が強いといえます。

 

たとえば、持ち帰ってきた仕事を処理したり、自分だけの趣味に没頭したりするのは必要な時間です。ただ、夕食後の行動がパートナーと異なる夫婦ほど、家計にはマイナスです。

 

別々の部屋で過ごせば、各部屋の照明をつけ、エアコンなどを使います。お風呂に入る時間帯がズレれば、追い焚きしなければならないことも。

 

寝るタイミングが違えば、エアコンなどの使用時間が増えるのは避けられません。このように、光熱費がどんどん膨らんでいくことになるわけです。

 

一方、夕食後、パートナーと一緒に過ごしたらどうなるか。リビングで一緒に過ごせば、使うのはリビングの照明やエアコンなどに限られます。

 

お風呂には続けて入れば、何度も追い炊きしなくてすみます。寝る時間を夫婦で揃えて、リビングでテレビなどを見るなどしていると、エアコンなどの使用も必要最低限ですみますよね。

 

このように貯まる夫婦は夕食後、同じ空間で過ごすことで光熱費を抑え、かつ必然的にパートナーと会話が増え、悩みや考えていることを共有しやすくなる利点もあります。