ネットで叩かれても「3人いる」は強み

── エゴサの結果を福田さんやゆめっちさんに共有したりするのでしょうか?

 

かなでさん:
3人いるというのは強みだと思っています。以前、誤報のネットニュースで叩かれたことがあったけれど、誰かが落ち込めば、誰かが「気にしないようにしよう」って励ます立場に自然となります。

 

役割分担は決まっていないけれど、3人一緒に落ち込むことは少ないので、ありがたいと思っています。

 

── 目が覚めたら180度違う自分になっていた主人公・夢子のように、かなでさんには目が覚めてここが変わっていたらいいなと思う部分はありますか?

 

かなでさん:
それこそ夢子になっていたいです。

 

同じ悩みでも夢子と私とでは全然捉え方が違うわけで。私が悩みと思っていたことが、夢子にとっては悩みじゃない。そんな幸せなことってないですよね。

 

どんなことも全部ポジティブに捉えられる人間になれたら最高です。

 

自分に自信があればキラキラするだろうし、すごく魅力的に見えると思うので目覚めたら超ポジティブ人間、理想です!

 

悩みも悩みじゃなくなる超ポジティブ人間が理想!

── 夢子に負けないくらい個性的な方がたくさんいるお笑い業界を生き抜くために、目指していることはありますか?

 

かなでさん:
もちろんテレビに出続けたいという思いはありますが、3時のヒロインとしての理想像は唯一無二であること。

 

3人とも歌って踊れるうえに、麻貴は書き物、ゆめっちはファッションやメイク、私は演技、それぞれの得意分野があるのは強みだと思っています。

 

── お笑いをやりながら演技もどんどん続けていきたい?

 

かなでさん:
そうですね。サスペンスとかミステリーとか、今まで演じたことない役にも挑戦したいです。オファーお待ちしています!(笑)

 

PROFILE かなでさん(3時のヒロイン)

お笑い芸人、俳優。1992年生まれ、東京都出身。2017年にお笑いトリオ・3時のヒロインを結成。2019年「女芸人No.1決定戦 THE W」優勝。特技の歌やダンスを盛り込んだネタが人気で多数のバラエティ番組に出演中。近年は俳優としても活躍中。

 

取材・文/タナカシノブ 衣裳/神波憲人 衣裳アシスタント/岩切よしの ヘアメイク/オオクボエミコ、森美登里