自分らしさが発揮できるスタイルで

子育て中心の生活で孤立してしまうと、発想が広がりにくくなります。1日中モヤモヤしているようなら、子育て広場に来た親や先生、地域の保健師さんに相談するのもおすすめです。外とのつながりを増やすと、気持ちもラクになりますよ。

 

いずれにしろ、お母さんが笑顔でいられることが子どもには一番です。わが子のことを「あーかわいい」と思えるのはどんなときでしょうか。その時間を大切にできる生き方がいいですね。

 

今は多様な働き方が増えています。全力で仕事復帰するか、育児に専念するかの2択ではなく、「ぼちぼち働く」という方法もアリです。「一回働いてみてまた戻る」という進み方もアリだと思います。周りに惑わされず、自分らしさが発揮できるスタイルを探してみてください。

 

PROFILE 八木経弥さん

やぎ・えみ。臨床心理士/公認心理師。心療内科や児童相談所、スクールカウンセラーなどの勤務経験のもと、開業カウンセラーとしても活動中。仕事では心理学を活用した育児の方法などを伝えている。2人の娘の母。

取材・文/大楽眞衣子 イラスト/まゆか!