仕事に家事に子育てに、日々邁進するイラストレーターの横峰沙弥香さん。自宅が仕事場だからこその楽しみや苦労、仕事を捗らせる工夫などを、ちょっと笑えて癒やされるイラストとともに紹介します。今回は「小学校受験」について。長男・まめちゃんの受験時代の思い出を語ってもらいました。

学校って「子育てのパートナー」じゃん!と気づいて

毎年、11月になると息子・まめの小学校受験のことをじんわりと思い出します。

 

ちょうどこの原稿を書いている今もあちこちの小学校で入学考査が行われているらしく、朝からパリッと紺色の服に身を包んだ親子が緊張の面持ちで歩いているのを見かけるたびに心の中でエールを送ったりしました。

 

仕事をしていようがいなかろうが受験までの日々を乗りきるのって本当に大変。

 

時間が不規則な仕事に振り回されがちだった私たち夫婦は何度も心が折れそうになり、正直、時間がいくらあってもたりませんでした。そんな自分たちがそもそもどうして受験を視野に入れようと思ったのか。

 

子どもが家族から離れて膨大な時間を過ごすことになるはじめての場所、それが学校です。

 

当然、私たちの目は届かない。だけど子どもは親の目の届かないところでこそ大きな成長をするのだと昔の偉い人が言ってたとかなんとか聞いたことがある。

 

じゃあアレだ、学校は私たち夫婦にとって「子育てのパートナー」じゃないか。

 

そう思ったらいろいろな学校の特色が知りたくなりまして、あれこれ調べていたらとても好きな学校が見つかった。どうか私たちのパートナーになってください!という流れですね。

 

横峰さん連載イラスト1
横峰さん連載イラスト2
横峰さん連載イラスト3
横峰さん連載イラスト4

 

そう考えると、受験に関わる多少の苦労は気にならず仕事と並行しながらでもなんとか頑張ることができました。

 

希望の学校に入学し、毎日楽しそうに過ごしているまめを見ていると、チャレンジして良かったと思えます。

 

後日談ですが、同じ年にゆめこも系列の幼稚園に入園したため、毎朝同じ場所に登校・登園できるという送り迎えの手間の大幅短縮が叶ったのも地味に…いや、すごく嬉しい。

横峰さん連載イラスト5

文・イラスト/横峰沙弥香