「テレビのノイズも効果的」寝る子に育つ“3つの寝室環境”

── 早朝起きの対策として、他にはどんなことができるでしょうか?

 

愛波さん:
眠りを妨げる原因がないか、寝室の環境をチェックしてみましょう。チェックするのは次の3点です。

 

1.外からの光が入っていないか

いちばんの原因は、夜が明けて窓から光が差し込むこと。寝室では、外からの光を完全に遮断した真っ暗な部屋を目指しましょう。

 

遮光カーテンを使って、カーテンのすき間はクリップやクッション・タオルなどで光の侵入も防ぐと効果的です。

 

長男が2か月の頃。「私の上でしか寝てくれず、心身ともに疲れ果てていました」(愛波さん)

2.外からの音や生活音がしないか

車や電車の音、鳥の鳴き声、料理や水道などの生活音なども子どもが起きてしまう原因です。

 

音の対策には、テレビの放送終了後にながれていたシャーッという砂嵐の音を寝室で流しておくのが効果的です。これは通称「ホワイトノイズ(ぐっすりノイズ)」と呼ばれます。

 

ホワイトノイズには、雑音や生活音を打ち消す効果があるほか、胎児がお腹の中で聞いていた血流音に近いため、子どもを安心させる効果もあるといわれています。動画サイトなどで検索してみてください。

 

3.子どもが快適な温湿度か

大人は肌寒いと感じるかもしれませんが、子どもの睡眠には、室温20〜22度、湿度40〜60%が適しています。

 

背中や頭に汗を書いていたら“暑すぎる”、手足に触れて指先まで冷えていたら“寒すぎる”サイン。エアコンの風が子どもに直接当たらないようにも注意してください。