幼児食インストラクターを取得「次の目標はキッズヨガ」

── 幼児食インストラクターの資格も取得されているそうですね。

 

Maiさん:
最初は子どもの離乳食が進んできたときに「どんな幼児食を作ればいいのかな」っていう疑問と興味からスタートしました。コロナ禍でヨガのレッスンが再開できなかったのも大きいですね。子育て中で余裕がない今だからこそ、インプットできる学びの時間が必要だって思ったんです。

 

お子さんとヨガを楽しむMaiさん
お子さんとヨガを楽しむMaiさん

── YouTubeで動画配信もされていますが、何をきっかけで始めようと?

 

Maiさん:
YouTubeはずっと周りから「向いているから始めてみたら?」って言われていて。でも自分ひとりで撮影や編集をするのは難しそうだからと断っていました。

 

それが最近、たまたまYouTubeを制作する会社に入った知り合いから、動画制作は会社で全部やるから一緒にやらない?って誘われたんです。撮影や編集を上手な人に任せられるなら、挑戦してみてもいいかなと思って始めたのがきっかけでした。

 

── YouTubeで発信する際はどんなことに気をつけていますか?

 

Maiさん:
ふとしたときに息抜きになるような動画を届ける、というのが第一前提ですね。YouTubeって集中して観なくても、動画を流しておけば気軽に視聴できるじゃないですか。ながら見できるところが育児中に合っているんじゃないかなと思うんです。

 

私は毎日更新するYouTuberにはなれないけれど、忙しい日々のなかで少しでも笑顔になれるきっかけがつくれたらいいなと思っています。

 

── 今、芸能活動時代を思い出して、どんなふうに感じますか?

 

Maiさん:
ヨガの考え方には、たとえば「太陽と月」というように、正反対の存在がすごく大事で、それがあるから私たちは生きていけているんだよっていう思想があるんです。

 

それを知ってからは、厳しくて忙しかった芸能界で過ごした時期があって良かったなって。どっちがダメという意味ではなく、どちらも同じぐらい大事だから、経験して良かったって思うんです。

 

子育てに関してもまったく同じ。息子がもしすごく苦労したとしても、それも必要なことだし、どんどん苦労しなさいって(笑)。私の基礎は、芸能界とヨガという二つの世界を生きることができたからこそ、しっかり固められていると思うので。

 

── これからの目標はありますか?

 

Maiさん:
つい最近、キッズヨガインストラクターの資格も取得しました。子どもの成長とともに自分もヨガで何か新しいことをできたらいいなと思って。今は常に子育てがベースにあるんですよね。自分が経験したことを子どもたちや多くの人に伝えられたら嬉しいです。

 

PROFILE Maiさん

1986年生まれ。1998年にZONEに加入。2001年にシングル「GOOD DAYS」でメジャーデビュー。ZONEではベースを担当。代表曲は「secret base〜君がくれたもの〜」など。札幌市在住で現在はヨガインストラクターとして活動中。

取材・文/池守りぜね 写真提供/Mai