「元汚部屋芸人だから家事は私も苦手です」

── 共働きで、旦那さんと家事・育児を分担しているのですか。

 

キンタロー。さん:
夫はテレビ番組のディレクターの仕事をしていて、私の仕事も理解してくれているのはありがたいです。でも、夫は家事に関することはほとんど何もできなくて。

 

私は食器洗い洗剤のCMのように、夫婦で並んで一緒にお皿洗いをするのが理想だったんですけど。でも子どもに関すること、オムツ替えやお風呂はしてくれたりもしますが、夫は言わないと気づかないことが多いですね。

 

たとえば、下の子のオムツ替え中にお尻がちょっと赤かったので、軟膏を取りに行こうと夫に娘を「見ていて」と言ったんです。戻ってきたらどうやらオシッコをしてしまい、まわりが濡れていました。夫は娘が可愛くて顔ばかり集中して見ていて、下はきっちり見ていなかったんですね。ズッコケました。

 

「もうおむつを外してしまっていて、私が軟膏を取りに行っている間におしっこするかもしれないから、気をつけて見ておいてね」と全部言わないとわからないんですね。どう思いますか。みんなのところも同じ感じでしょうか?

 

一家団欒でのひとコマ。つかまり立ちを始めた頃のお子さんの様子

── 子育てあるあるです。旦那さんは家事が得意ではないとのことでしたが、そうなると家事はすべてキンタロー。さんがしているのですか。

 

キンタロー。さん:
基本的にはそうなんですが、実は私も家事は得意じゃなくて、むしろ苦手。汚部屋芸人としてもテレビに出たことがあるくらい、洗濯や掃除が本当に苦痛なんです。

 

料理はそこまでではないのですが、とにかくお片づけができないので、家事代行サービスをよく頼んでいます。

 

もっと節約しなきゃとは思うのですが、子どももいて部屋がぐちゃぐちゃになるスピードも早いし、到底自分ひとりではできなくて。

 

そんなときは、整理整頓のプロに頼んでしまうんです。やはり、プロの方に頼むとお金はかかりますが、その分、子どもとの時間が作れるし、部屋も気がついたらきれいになっているし、ストレスが半減して気が楽になります。

 

── 下のお子さんが生まれて変化はありましたか。

 

キンタロー。さん:
周りから、2人目になると子育てが楽になると聞きましたけど、確かに上の子だけの時は過保護になりすぎてしまったことも、自分の中で「これでいいんだ」ということを増やせるようになったと思います。

 

たとえば今だったら、上の子がイヤイヤ期で、バランスのとれた食事を食べてくれずに心配になる。でも、毎食ヤキモキしていたら身が持ちません。例えば夕飯はうどんだけだったけど毎回そうじゃないから大丈夫、と自分の中で折り合いをつけるようにしています。

 

次女が生まれたばかりの頃にクリスマスツリーと一緒に撮影した家族写真