“ママ、もう少し大人しくして” 

── ママが有名人だということの苦労はありましたか?

 

あゆみさん:
今になって娘と話すこともありますが、私が芸能界の仕事をしていることで娘はいい思いもしてきたでしょうが、いやな思いもしてきたようです。

 

私がこんな感じで目立つので、運動会ではカメラを向けられたり、一生懸命応援すると“ママ、もう少し大人しくして”と言われたりしたこともありますよ。

 

ママ友には、学校の行事内容をメールしてもらうなど、ずいぶんと助けてもらった人もいましたね。感謝です。

 

取材に応じる中村あゆみさん

ママになって唯一の“後悔”は…

── 娘さんは成人して、ママ業はほぼ終わりだと思いますが、どのような関係でいたいですか?

 

あゆみさん:
私はママになってひとつ“後悔”したことがあって。それは、子どもが何歳になっても、心配し続けてしまうんだろうな、ということです。

 

今でも娘から電話があると、「どうした?」という心配の言葉が出てきてしまいますね。

 

ごはんを食べているかな?ケガをしていないかな?といつも気になってしまいます。そういう距離感は変わらないと思います。


── 再来年はデビュー40周年ですが、それに向けての予定や意気込みはありますか?

 

あゆみさん:
もう、そんな時期なんですね!今言われて気づきました(笑)。

 

ママホリなどイベントのオーガナイザーとして活動しつつも、引き続きジャズにも挑戦していきたいと思います。

 

PROFILE 中村あゆみ さん

1966年大阪府生まれ。’84年に歌手デビュー。『翼の折れたエンジェル』『ともだち』などヒット曲多数。2回の結婚と離婚をへて、今年23歳の長女を育てあげる。昨年に続き10月に、NOKKO、斉藤由貴、浅香唯、MAX、相川七瀬も出演する『ママホリ2022~Genking Live』を主宰。12月25日には、単独ライブ『Rock Alive』を3年ぶりに開催。

取材・文・写真/CHANTO WEB NEWS  写真提供/Lady.A