実際の試合でベンチに入ってもらうことも
—— ここからは、昨年、プロジェクトメンバーだった選手に話を伺います。活動の「ゴール」はテレビでも取り上げられたように、お子さんが慶早戦の始球式で“ノーバウンド投球”をすることですか?
谷村選手:
最終的な目標は、始球式で投げることです。ただ、それだけでなく、「青春を取り戻そう」をコンセプトにやっているので、まずは野球を楽しんでもらえれば。
野球をしたことがないお子さんもいるので、投げる練習だけでなく、試合形式でのプレーもしました。
また、実際の試合でベンチに入ってもらって、チームの一体感や空気感を知ってもらう機会もあります。
—— おふたりはそれぞれどんな役割で、何がきっかけで活動に参加したのでしょうか?
谷村選手:
入部前はこの活動のことを知りませんでした。きっかけは、1年生のときに慶早戦の始球式で投げる子どもの姿を生でみて、自分も貢献できればと思ったからです。
主にご家族との連絡役をしています。練習日に、ご家族がつき添うことはほとんどですが、グラウンドでしかわからない、選手ベースの会話などをお子さんの様子を伝えたりします。
他にも練習で達成できたことなど、ご家族にわかりやすく伝えるように意識しました。
朝日選手:
1年生の頃から活動には参加していますが、3年生時にプロジェクトメンバーに手を挙げました。
お子さんと一緒になって練習メニューを決めて、アップから始まって、キャッチボールや、バッティング練習までサポートしています。