自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た”家を安らぐ場所にするちょっとした習慣や愛用品”を教えてもらいます。
家の片づけに難儀する場所といえば、リビングですよね。きれいに片づけても、いつのまにか家族のものが集まってリバウンドしている…!なんて、よくあること。今回は、リビングに集まる家族のものをどう整理するか、おふみさんが実際に試して効果のあった方法を教えていただきました。
リビングは「公共の場所」物が集まる
生活とは道具を使うことだなあと思う。
ダイニングテーブルで食事をするとなれば食器とカトラリーとコップを出してきて使う。
ただくつろぐにしたって、その身一つでくつろぐことなんてほとんどなくて、スマホや本やブランケットなどが登場する。
人は生活しながらいろいろなものを使う。
だから、生活した人のあとにはものが残る。
使ったものを元あった場所にしまわなければ、その部屋は生活した分、散らかるのです。
家の中を「個の空間」と「公共の空間」に分けたとすると、リビングは家族みんなが使う「公共の空間」にあたります。
家族が思い思いに過ごす分だけものが持ち込まれるので、リビングは家族のものがどんどん集まって来てしまう場所なのです。
そしてものも「個人のもの」と「公共のもの」に分けられます。
キッチンツールや家具・家電、掃除道具などは家族みんなが使う公共のものなので、置き場所も共有されており、誰でも元の場所に戻すことができます。
しかし、個人が持ち込んだ本、仕事の資料、スマホ、服などは勝手に戻すことができないので困ってしまいます。
「家族にいくら片づけてと言っても片づけない」あるあるですよね。
とはいえ日々の家事は回していかなければなりません。
晩ごはんができあがったけれど、テーブルが散らかっているからと床で食べるわけにもいかず、一時的にテーブルを空けなければいけません。そういうことの繰り返し。
気を利かせて各自の部屋のわかりやすい場所に一時的に持っていくこともできますが、勝手に触ると後から「どこにやった?もしかして捨てた?」などと聞かれかねません。
たくさんのものが放置されていると、そこに何がいくつあってそれぞれをどこに戻したかはさすがに覚えていられませんよね。
我が家でも「あれどこやった」論争を繰り返していた時期がありました。その状態を脱するうえで、とても便利な方法があったので伝えたいと思います。