「抱っこ紐」を比較検討できるオンリーワンの店
── そこから「抱っこ紐」の販売も始めたのですか？
仙田さん：
そうですね。お子さんの抱っこで肩こりがひどい人、腰痛や腱鞘炎がある、背が小さめのママ、体格のいいパパなどの悩みを解決できる、自分たちにぴったりの抱っこ紐を一緒に選べたらとメーカーさんにお願いして、お店に現在10ブランド以上の抱っこ紐やヒップシートキャリアを置かせていただいています。
そのおかげで「ルカコに行けば自分に合うものが見つかる」「たくさんの種類を一気に試着できる」「本当に必要なものだけ勧めてくれる」と、ありがたいことに口コミで広がり、大阪はもちろん神戸・京都・岡山・広島など、他県からもわざわざお客さまが店舗に来てくださるようになりました。
── オンリーワンから根強いファンがついてきたんですね。
仙田さん：
そうですね。あと、抱っこ紐以外の育児の悩みに対しても、お母さんの立場に立って、お節介なくらいアドバイスするのもルカコならではかもしれません（笑）。LINEでも一人ずつに対応していて、商品購入に対する質問から、育児に関する悩みまで、とことんやりとりをします。
お客さまに対しては正直でありたいと常々思っていて、メリットだけではなくデメリットも伝えます。出産前に来店されたお客さまには、体形が変わることも多いので「今買わず産後にもう一度試着したほうがいいかも？」といったアドバイスもします。
現在は、抱っこ紐マニア・専門家集団として、10万人以上のママたちと関わってきたからこそ伝えられる育児に役立つ情報やメリットとデメリットをYoutubeにもアップしています。
── 最近は東京にも店舗をオープンされました。
仙田さん：
大阪の店舗に来てもらうことで、関西エリアに住む多くの方の悩みを解決できているという実感があります。ルカコのノウハウは、関東エリアで頑張っているお母さん方にとってもきっと役立つはず。そこで、2022年春に「ルカコストア TOKYO 下北沢」をオープンしました。
ストアでは育児経験のあるママスタッフはもちろん、NICUで10年小児科で3年経験のある看護師や赤ちゃん健診の保健師、有名百貨店で13年育児用品売り場を担当していたベテランスタッフもいます。
肩こりや腰痛、腱鞘炎で悩まれているパパママや、今使われている抱っこ紐では肩や腰に限界を感じている方たちの悩みごとを解決できるかもしれません。スタッフも全力でサポートしますので、ぜひ一度お店に足を運んでいただけたら嬉しいですね。
取材・文／酒井明子 写真提供／株式会社ルカコ
