2018.09.12
子育てや主婦業にも慣れて来たので、そろそろ再就職を!と考えている方は、くれぐれも慌てて選んで後悔することのないようにしたいものです。
再就職先を選ぶときにどんな点を注意すれば良いのか探ってみることにしましょう。
◆主婦の再就職失敗事例
まずは、主婦の再就職の失敗事例をいくつかご紹介しておくことにしましょう。意外に失敗の原因は自分自身の考え方の中にあることが多いものです。
失敗事例1: 出来ない理由を転嫁してしまっている。
出来ないことがあると、その原因を他の誰かのせいにしたりしていませんか?
例えば、お子さんが小さいと確かに残業を行なうのは難しいかも知れません。けれども、面接で「子どもがまだ小さいので残業が出来ません」と答えるのと、「子どもがまだ小さいので残業は厳しいですが、定時内で仕事を終わらせるようにPCのスキルアップに努めています」と答えるのでは、相手に与える印象は大きく異なって来ます。
前向きな姿勢を示すことが大切です。
失敗事例2: 職種や勤務形態を限定してしまっている。
再就職に限らず、転職するときに職種や勤務形態を限定してしまうのは、自分の可能性を狭めてしまうことになります。事務職を探しているときに、正社員にこだわって探すよりも、契約社員や派遣社員など勤務形態を柔軟にして探す方が希望の職種につくことが出来る可能性が高くなります。
失敗事例3: この程度の仕事と上から目線で見てしまっている。
再就職の際には、以前勤めていた仕事内容や待遇と比べてしまいがちになります。もし、「こんな仕事」や「この程度の仕事」、「こんな会社」などと言った気持ちがあるなら、そういった上から目線で見る態度を改めることをおススメします。その気持ちは、思っている以上に相手に伝わるものです。
◆再就職のために必要なこと
それでは、再就職を成功させるためには、どんなことが必要なのでしょうか?
次のようなことを行なわれることをおススメします。
・自己分析を行なう
再就職活動をスタートする前に、自己分析を行なうことをおススメします。
(1)どんな仕事: 前職までの仕事のスキルの棚卸を行なって、主婦業を行なって得たスキルや、未経験分野に挑戦してみるかかどうか考えましょう。
(2)働く理由: どうして働きたいと思っているのか、その理由を考えてみましょう。
(3)働き始める日: いつから働き始めたいと思っているのか、その目安となる日を決めておきましょう。
(4)通勤場所: 住まいから近い場所が良いのかどうか、通勤時間がどの位までならOKか考えましょう。
(5)勤務形態: 正社員が良いのか、パートタイマーが良いのか考えましょう。
(6)希望収入: 1ヶ月どの位の収入が欲しいと思っているのでしょうか?
自己分析を行なって、この中で優先順位を決めることが大切です。何が最も譲ることが出来ないのか決めておけば、再就職活動もスムーズになります。
・資格を取得する
自分のスキルの棚卸を行なったら、再就職を勝ち抜くために、スキルアップのためや新しい仕事をゲットするために資格を取得することをおススメします。
自分がどんな仕事をやりたいのか、どんな仕事が出来るのかが分かれば、そのために自分に不足しているスキルや資格がハッキリとして来ます。再就職するためには、他の応募者に対してアドバンテージがある必要があります。
これまでの経験を活かした仕事を希望する場合は、過去の経験に加えてスキルアップした証がある方がより有利になります。
また、住まいの近くで仕事を探す場合は、資格があれば未経験でもOKの仕事にチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか?
再就職を成功させるためには、今のままの自分ではなく、スキルアップした自分が必要なことを理解しておくことが、重要になって来ます。
◆主婦におススメの就職先4つ
それでは、主婦におススメの就職先としてどういうところがあるのかご紹介したいと思います。何を優先させるかによって違っては来ますが、住まいの近くや時短勤務を希望する方には、次の4つの就職先がおススメです。
・クリニックなどの医療機関
クリニックなどの医療機関は、住宅街にあることが多いためお住まいの近くで仕事をしたいと思っている方にはピッタリの就職先と言えます。
また、勤務時間や勤務日数もかなり融通がきくところが多く、短時間勤務や週3日勤務といった働き方も可能です。クリニックの仕事としては、医療事務や看護師などがあります。
・会社の経理部門や会計事務所
会社の経理部門や会計事務所もおススメの就職先になります。会計の仕事は毎月の締め日や期末の時期が忙しくなる仕事です。そのため、会社や会計事務所によっては、そうした繁忙期限定で通ってくれる人を探していることがあります。そのため、月末月初だけ仕事をするといった働き方も可能です。こちらの仕事に就くためには簿記の知識が必要になります。
・家事代行サービス会社/家政婦(夫)サービス会社
今後ますます需要の拡大が期待されている家事代行サービス会社も、主婦におススメの就職先になります。家事代行サービス会社/家政婦(夫)サービス会社の場合、短時間勤務や勤務曜日や勤務日数を限定して働くことが出来ます。
家事全般のスキルを証明する資格として「家政士」という資格があります。
・薬局
市販の医薬品には第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品の3種類があります。この内第一類医薬品を販売するには薬剤師の資格が必要ですが、第二類医薬品と第三類医薬品の販売は、登録販売者の資格があればOKです。
再就職選びのポイントについてご紹介して来ましたが、参考にしてみて下さいね。