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「35歳転職限界説」は現実かウソか?30代の転職は◯◯◯が物を言う

仕事

2019.11.02

子育ても一段落して、そろそろキャリア復帰…と考える方は多いでしょう。そんな時ふと気にしてしまうのが「35歳転職限界説」。

 

35歳が限界と言われる理由や、30代以降はどのように転職活動を進めていくべきか、ご紹介していきたいと思います。。


やっぱり35歳以上は転職が難しい?


35歳転職限界説は現実かウソか、結論から言ってしまうウソです。だからといって、20代の頃と同じようにチャンスが転がっているというわけではないので、正確に言えば「35歳転職限界説はウソだが、簡単に転職できるわけではない」が真実です。

 

現在の転職事情を見てみましょう。厚生労働省のデータによると、年々転職者の平均年齢は上がってきているようです。少子高齢化によって若者の母数が減少し、20代の人材が確保しにくくなっているためです。

 

女性の転職(入職)率の高さは60代以上を除く各年代で男性より上で、一番高くて25~29歳の17.2%、そこから30~34歳は13.0%、35~39歳は11.7%と下がっていきます。※1

 

確かに年齢とともに転職率は下がっていきますが、決して悲観的になるような数字ではありません。

 

また一方で、転職・求人サイトのdodaがサイト利用者を対象に独自で行った調査では、2019年上半期における転職成功者平均年齢は男性で32.6歳、女性で29.8歳と両方年々上昇傾向です。

 

しかし、転職成功者の年齢割合(男女混合)を見てみると、20代後半で39.6%、30代前半で23.1%、30代前半で12.8%とやはり年齢とともに下がっていきます。※2

 

このように数字だけで見ると、35歳以降の転職はやはり20代の転職より厳しいように受け取れます。

 

しかし全く希望がないというわけでもなく、むしろ、慢性的な人手不足と転職者の平均年齢上昇により、以前に比べて転職しやすい環境になっていると考えられます。

35歳が転職の限界と言われる理由 


転職しやすい環境になりつつあるにもかかわらず、なぜいまだに35歳が転職の限界と考えられているのでしょうか?その理由は主に2つあります。

 

1. スキルや経験が求められるようになってくる

20代であればやる気はもちろん、ポテンシャルや可能性を買われて採用されることがありますが、30代でそれはなかなか難しいです。

 

30代以降の転職で必要になるのはスキルと経験。それらがなければ低コストで長く働いてくれる20代を採用したいと思うのが会社です。

 

前職で培ったスキルや経験を活かした即戦力が求められるだけでなく、年齢的に近々管理職になる立場のため、マネジメント能力も問われます。


2. 結婚・妊娠によって勤務形態が変わる可能性があるから

20代も30代も、特に女性の場合、結婚・妊娠で退職もしくは休職、子どもの関係で時短勤務になったりと勤務体系の変化が大きいです。

 

そうなると、長く働いてほしいと思う会社やフルタイム勤務を希望する会社などとミスマッチが生まれます。家庭と仕事の両立が難しいこともあり、採用をためらう会社もあるようです。

 

会社が30代に求めるスキルとは? 


30代以降はスキルや経験を求められると説明しましたが、具体的にどのようなものが求められるのでしょうか?最近では、以下のようなスキルが注目されているようです。

 

・ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、問題解決力や論理的思考力など、どの業界にも通用する、社会人としての基礎的な能力のことです。

 

20代と違い、社会常識やマナーなどもより重視されます。基本が備わっていれば、年齢や業種は関係なく、転職の可能性が広がります。


・即戦力として活用できる専門知識

業種や職種によって異なりますが、簿記などの資格やプログラミングスキルなど高い専門性がある人が優遇されることもあります。

 

前職と同じ業界での転職を目指す場合、即戦力を求める会社では20代よりも求められる人材になるでしょう。上手くアピールできれば、キャリアアップや給料アップにもつながります。


・コミュニケーション能力

途中入社でも人間関係を上手く築き、協調性を持って仕事を進められるコミュニケーション能力が高い人材は、好感度が高いです。

 

また、年齢的にゆくゆく管理職になる可能性もあるため、部下と上司をつなぐ役割も期待されます。特に年齢や業種に左右されない能力ですね。


・マネジメント経験

会社によって異なりますが、管理職候補として中途採用をとる場合にはマネジメント能力や経験が問われます。

 

経験だけでなく、経験によって磨かれたスキルも明確にアピールできればなお良いでしょう。

 

ポータブルスキルや専門スキル、高いコミュニケーション能力、マネジメント経験など、20代と違い求められる内容もハードルが高いです。

 

30代の転職は企業の子育てへの理解度がカギ


新卒で就職をしてから、一度も転職活動をしたことがないという人は、転職するうえで次のようなポイントに注意しましょう。

 

・自己分析+今のスキルと経験の再確認

20代の就職活動時と同じように、自分自身をしっかり見つめ直し、何をアピールするか考える必要があります。

 

もともとのポテンシャルにプラスして、現在の自分のスキルや経験を具体的に洗い出し、即戦力になれるアピールポイントを整理しましょう。


・業界研究&時期の見極め

何の準備もなしに転職活動を始めると失敗しがちです。社会経験があるから大丈夫だろうと高をくくらず、業界研究や応募書類作成、面接対策などしっかり準備しましょう。

 

企業が求めるスキルと自分の能力が合致したタイミングが転職の好機です。自分の売り時を見極めることが大切です。


・子育てへの理解度サーチ

子どもがいる場合、会社の子育てへの理解度も確認しておくことをおすすめします。

 

残業ありきで働いてもらいたいとおもっている会社もあります。ミスマッチ生まれないよう、子育てしながら働いている社員がいるのか、子育てに関する休暇制度はあるのか、など事前に調べておきましょう。

35歳を超えても転職はできるけれど…


これまでのキャリアを踏まえた上で自分が何を望むのかを冷静に分析し、来る時期に備えることが30代以降の転職活動における成功の大きなポイントです。

 

年齢に伴ったスキルや経験があれば、35歳転職限界説は怖くありません。転職活動が厳しいのは変わりませんが、年齢にとらわれすぎず自分の強みを武器に、前向きに取り組んでいきましょう。

 

文/佐藤仁美

参照/※1 厚生労働省 平成29年雇用動向調査結果の概要 転職入職者の状況https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/18-2/index.html

※2 転職・求人doda みんなは何歳で転職している?転職成功者の年齢調査(2019年上半期)
https://doda.jp/guide/age/

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