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パパの育休メリットを2回の経験者が語る

仕事

2018.11.06

2019.08.25

最近、パパの育休について見直す企業が多くなり長期間パパが育休を取るケースが増えています。出産時だけでなく2回目の育休が取れる「パパ休暇」や、期間を延長できる「パパママ育休プラス」などの制度も注目されています。

 

そんな中、パパが育休を取るかどうか悩んでいる家庭も多いかと思います?検討の際知りたいのは、パパが育休を取るメリットとデメリットですよね。

 

そこで現在、育休取得中のパパで、育休についてのブログ「子どもができたらコレを読め!」や、育休時の給与などを計算できる育休シミュレーターを運営しているイミーさんにお話をうかがいました。

育休シュミレーターについてはこちらの記事で解説

▶︎育休シミュレーター!給付金額や親子の時間をすぐ計算

 

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イミーさんは、お子さんが生まれたときに1回目の育休を経験。現在はママの仕事復帰に合わせて2回目の育休・通称「パパ休暇」取得中です。

 

「1回目の取得は”仕事もあるし、長期は難しい”と考えてしまっていたため、期間は3週間と決めていました。しかし、1回目の取得が近づくにつれ”人生に数回しかないチャンス、もっと長く取るべきでは”と思うようになり、2回目の育休”パパ休暇”を取得しました。1回目は”産後の妻の回復&育児のリズムづくり”として3週間、2回目は”夫婦で育児を楽しむ&妻の復帰向けたリズムづくり”として、現在、息子が8か月~1歳の間、約3か月間2回目を取得しています」とイミーさん。

 

2回の育休を経験したイミーさんが気づいた「パパが育休を取ってよかったメリット 」から見ていきましょう。

パパが育休を取る3つのメリット〜家庭編〜


①夫婦一緒に育児をレベル0からスタートできる

赤ちゃんのお世話は当然ながら何かと多く、パパもママも覚えることがいっぱいです。

 

「特に産後1ヶ月ほどは、授乳、オムツ替え、沐浴、寝かしつけと、初めてのことの連続です。育休を取って夫婦一緒に育児をスタートできたことは、夫婦間の育児レベルの差を生まずよかったと思います。一緒に始めず、私だけ何もわからない状態を想像すると…ゾッとします。入院中でも差がついちゃうくらいですから…」とイミーさん。

 

育児を一緒にスタートできると、ママがパパに育児の手ほどきをする手間が省けます。これなら「なんでできないの!?」とママがイライラすることもなくなり、パパ自身も父親としての自覚を育みやすいそう。産後ママの体調がすぐれないときや、ママがひとりで外出するときも、子供をパパに安心して任せられますね。

②子ども、家族と一緒にいる時間が増える

パパが休みを取れば家族の時間が増えるのは当たり前ですが、イミーさんによると「単純に時間量が増えるだけでなく、勤務時には過ごせない時間を経験できます。私の場合、2回目の育休取得前は息子の起床時にはすでに出勤していたのですが、今では毎朝起きてくる息子と遊べるようになりました。また、息子は毎日すごいスピードで成長しています。その小さな成長を見れるのもとても贅沢で楽しいです」。子どもの成長を共有できるのは、家族にとってもかけがえのない財産となるはず。

 

またイミーさんは2回目の育休では、離乳食、定期検診のほか、保育園探し・保活などにも取り組んでいるそうです。保育園探しや保活にパパとじっくり話せる時間があるのはママにとっても心強いことですね。

③夫婦それぞれで自分の時間を取れる

パパが育休を取ることで、パパとママ、一人で過ごす時間を増やすことができます。ママにとっては心身を休める時間を取りやすいため、余裕を持って育児に取り組めること大きなメリットです。

 

また、産休・育休中に資格の取得など自身のスキルアップを目指すママも多いですよね。

 

イミーさんの家庭でも、「お互いが使える時間が増えるので、妻も私も自分の時間を過ごせるようになりました。妻は本業は営業職なのですが、副業として2人の育休でできた時間を使って在宅でデザインの仕事に取り組んでいます。こうした仕事に取り組むことで働く感覚を取り戻し、復帰への準備をしています」。


復帰には不安がつきもの。ママもパパが子どもを見てくれている間に復職への準備ができたら安心して臨めそうです。

パパが育休を取る3つのメリット〜仕事編〜


①育児経験で視野が広がる

育児を経験することでそれまで自分になかった「親」という視点を得ることができると話すイミーさん。視野が広がり仕事にも活きてくる貴重な経験です。


「特にチームメンバーのプライベートを考えるようになりました。これまで業務で頭がいっぱいでしたが、今は業務をより効率化し、頑張りすぎないよう声をかけることで、チームメンバーにも自分の時間を大切にしてもらうように心がけています。また、家庭、育児は業務が多い中で自分の時間を作る必要があるので、業務処理能力、ディレクション力が身に付きます」。これはママにも当てはまりそうなメリットですね。

②働き方を見直せる

普段、忙しすぎて目の前の仕事を片付けるのに精一杯というパパも多いですよね。育休中は、自分の仕事の目標、ワークライフバランスについて無理がないのかなどじっくり考えるいい機会。


イミーさんも子どもが生まれたことで自身の働き方を変えたそうで、「仕事から少し離れ、家族と過ごすことで、改めて自分の働き方を見直すきっかけになります。私自身、育休取得まで残業も多かったのですが、仕事を効率化して残業をなくす、フレックスタイム・在宅勤務を活用するなど、育休をきっかけに働き方を本格的に変えることができました」。

③個人的な活動を始めるきっかけができる

育休でできた時間をパパがスキルアップのための勉強の時間や副業にあてることもメリットのひとつ。イミーさん自身、育休中にパパ向けのブログを立ち上げました。


「先にも言いましたが、リズムが作れてくると自分の時間を持つことができるので、仕事をしているとできなかった趣味や副業を始めることもできます。私は育休中にブログを始めました。その後、育休シミュレーターを作るきっかけにもなっています」とイミーさん。
この時間を使って得た知識などが、その後のパパの仕事の成果につながるかもしれません。

パパが育休を取る3つのデメリット


パパが育休を取るには魅力的なメリットも多くありましたが、一番気になるのはパパが育休を取る上でのデメリット。どういったものがあるのでしょうか。

①収入が減る

パパが育休を取る上で、一番気がかりなのがお金関係。どれくらい収入が減るのか、それで暮らしていけるのかママとしても不安は大きいですよね。

 

イミーさんによると、「会社からの給与がなくなり、育児休業給付金を受け取ることになるので収入は減ります。とはいえ、180日以内であれば67%(社会保険料免除を考慮すると手取りの70~80%程度)、181日以降も50%の給付金が出るので一定の収入はあります」。

 

ちなみに、イミーさんが育休取得の際に考えたのはお金と子どもと過ごす時間の兼ね合い。自身が作成したシミュレーターを使い計算したところ、1回目の育休時に減った手取り収入は約4万円で、増えた子どもとの時間は200時間。1万円で50時間子どもとの時間が増えるなら、お金を払ってでも欲しいと思ったので取得に踏み切りました。

 

お金は重要な問題。育休シミュレーターで計算したり、生活費を試算するなどしっかりと検討することが重要です。

②夫婦での家事・育児の再分担する必要がある

パパが育休を取得することで意外と多いのは、家事や育児の分担について夫婦喧嘩になるというケース。「家にはいるけど何もしない!」「家事や育児を手伝ってくれても結局後片付けは私…」など、ママたちのストレスが増えることも多いよう。それに「せっかく手伝っているのに!」とパパもイライラしてしまう最悪な場合も…。

 

イミーさん夫婦はうまく分担することでトラブルを回避したそう。もともと共働きで家事は分担していたので比較的問題なく、育児については日中、夜、夜間、それぞれ息子と過ごす主担当を割り振り、各自の時間をうまく作るようにしました。このスケジューリングは真似したいところですね。

 

「うちはケンカが少ないですが”主体的に育児のスケジューリングをしなかった”ことが原因のケンカがありました。1つ目は平日日中の過ごし方。子どもの食事や昼寝などのリズムについて、育休に入っても妻頼みで考えておらず…。挙げ句の果てに自分の予定を好き勝手入れて怒られました。2つ目は保活。保育園の申請が迫る中等を複雑な申請や見学は妻頼みでした。どちらも”もっと真剣に考えて!”と怒られましたね。育休前も育児に全力のつもりでしたが、ところどころ妻頼みでサポーター気分の点が。今は反省し、日頃の育児はもちろん長期的な育児や子どもとの向き合い方を主体的に考えるようにしています」。

③仕事において昇進に影響が出る可能性がある

そして、仕事面で一番気になるのは育休を取ることによって”昇進が遅れる、出世できなくなる”こと。

 

「悲しいことに、未だ人によっては育休を取ることでマイナスイメージを持たれ、昇進が遅れたりすることはあるようです。今時…という気持ちもありますが確かなデメリットです。私の場合も1番気がかりだったデメリットは昇進への影響です。しかし、”会社”か”社会”か、どちらでキャリアアップしたいかを考えた時、会社内の昇進があまり重要ではなくなりました。昇進を必死で優先するよりも、育児・育休を経験し視野を広げる方が今の私にはプラス。”会社”の枠をはずしたとき、多用な経験やスキルが面白い仕事に繋がるように選択しています」。

 

これはパパの会社側の社風やパパの仕事に対する考え方などで違います。一生が関わる問題なので、家庭内だけでなく会社ともよく話し合って結論を出しましょう。

どこを重視するか、夫婦でよく話し合って


これらのメリットとデメリットを割合で示すとしたら10:0でメリットが大きく上回るとイミーさん。

 

「その理由は、育児という人生の中で数回しかない大切な時間に勝るものはない、と実感しているからです。ただし、メリットやデメリットは各家庭の状況によって感じ方が異なると思います」。

 

育休を取ることで、家族にとってかけがえなのない時間が増えることは間違いないですが、そのデメリットもさまざま。パパが育休の取得を検討している場合にはどの点を重視するのかパパとママでお互いに納得のいくまで話しあいましょう。

 

イミーさんが作った育休シミュレーターやブログなどのツールは、育休の検討の際にとても便利です。特にブログではパパの育休制度についてとてもわかりやすい説明が書かれており、まったく知識がないパパ、ママにおすすめ。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

ブログ「子どもができたらコレを読め!

育休(育児休業給付金)シミュレーター

イミーさんTwitterアカウント

 

文/阿部祐子

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