「余ったら貯金」の特徴
「余ったら貯金」は、毎月の貯蓄額を決めないで、毎月の収入から支出を差し引いて余ったお金を貯蓄に回すという方法です。
毎月の貯蓄額を決めていないため、毎月の生活費や交際費などに使える金額は必然的に増えます。また、自分の工夫次第では、多めに貯金することもできます。
余ったら貯金は、もともとあまり無駄遣いをしないタイプの方には向いている貯金方法だと言えるかもしれません。
しかし、収入があればあるだけお金を使ってしまうタイプの方が「余ったら貯金」をすると、いつまでたってもお金が余らないため、どんなに待っても貯金ができないという状態が続いてしまいます。
どちらの貯金方法をとるかは、自分の性格やライフスタイルに合わせて決めるべきですが、確実に貯金していきたいという人は、やはり先取り貯金が無難だと言えるでしょう。
先取り貯金の注意点
先取り貯金をさらに上手く活用するためには、どんな点に注意すれば良いのでしょうか? 注意点についても確認してみましょう。
毎月の先取り金額の設定は収入の10%に
先取り貯金を続けるコツは、無理のない金額設定を行うことにあります。 毎月の先取り金額を設定する時には、まずは収入の10%を目安として行うようにすると良いでしょう。いきなり20%以上で設定をしてしまうと、毎月の生活が苦しくなってしまう可能性が。
毎月の生活の中の楽しみを無理に我慢しなければならないのでは、貯金=苦痛になってしまうことにもなりかねません。貯金はコツコツと続けていくもの。無理なく貯められる金額を見極めることが重要です。
貯金の目的を明確にしておく
先取り貯金の場合、自動で一定額を積み立てるということになります。そのため、貯蓄を行っているという感覚が希薄になってしまって、貯金することについてやる気をなくしてしまいがち。 目的意識をはっきりさせておくことにより、継続的に貯金することができます。