2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)は柴咲コウ主演で映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)や『サーカスの夜に』(新潮社)がある。その他、エッセイ『ペンギンと暮らす』(幻冬舎)『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)、多部未華子主演でドラマされた鎌倉を舞台にした『ツバキ文具店』(幻冬舎)も話題に。