「やった!終わった。もうやり切った」。俳優・田中健さん(75)は、娘の小6から高3まで7年間続けた弁当作りをこう振り返ります。炊飯器もレンジもない家庭で、土鍋でご飯を炊き、焦げる卵焼きに悩み、娘に詰め方を直される日々。思春期の娘の「無言の完食」だけを支えに、名優が辿り着いた「お弁当卒業」の境地。