【方法3】処方薬が買える「零売(れいばい)薬局」を利用する
耳慣れない言葉かもしれませんが「零売
(れいばい)薬局」とは、処方箋がなくても医療用医薬品(処方薬)が買える薬局のことです。 病院を受診して処方される薬のことを「医療用医薬品」といい、「処方箋医薬品」と「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」に分けられます。「処方箋医薬品」
●生活習慣病(高血圧、糖尿病など)の薬 ●睡眠薬などの向精神薬 ●抗生剤 など
「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」
●風邪薬 ●鎮痛剤 ●胃薬 ●抗アレルギー薬 ●ビタミン剤 など
このうち、零売薬局で買えるのは後者の「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」です。薬の種類は限られますが、当てはまれば薬局だけで完結するので利用しやすいですよね。 生活習慣病などで慢性的に飲んでいる薬をもらうことはできませんが、普段から病院でもらっている処方薬が零売薬局で購入可能かは、一度調べてみるとよいと思います。
今回は、病院へ行かずに処方箋の薬をもらう方法を紹介しました。 しかし体調が安定しない場合や急な症状では、これらの方法が対応できないことも考えられます。まずはしっかりと現状を踏まえて、医師に相談するようにしてくださいね。
(※1) 厚生労働省 |令和2年2月28日事務連絡 「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その2)」
(※2) 厚生労働省 令和2年4月10日事務連絡「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その10)」
文:けん@薬局薬剤師