2019.07.14
さっきまで仲良く遊んでいたかと思えば、もうケンカ!ケンカが絶えない我が子たち…2人以上の子供がいる家庭なら、特に珍しいことではありません。日常茶飯事のことでしょう。
しかし、しょっちゅうワーワー、ギャーギャーと騒ぎ、泣き叫ばれたら、見守るママにもストレスが溜まります。思わずイライラして、怒鳴りたい気持ちもわかりますが、ちょっと待ってください。ここは冷静に解決しましょう。今回は、兄弟ゲンカの解決方法をご紹介します。
■なぜ、兄弟ゲンカするのか?
なぜ、子供たちは兄弟ゲンカをするのでしょうか?兄弟ゲンカの原因はさまざまです。お菓子やおもちゃの取り合いから、テレビやビデオの取り合い、ママを独占したい、虫の居所が悪いなどなど。
子供にとって兄弟・姉妹は、一番近いライバルになります。比較対象の相手であると共に、家族である兄弟・姉妹は最も小さな社会の始まりです。
もちろん、欲しいものを手に入れたいという、自己主張や競争心が原因であることが多いのも確かでしょう。
しかし、他人に対して言えない、できないことを家族、中でも兄弟・姉妹になら怒鳴ったり、手を出したりすることができるという兄弟・姉妹を一番近い存在と認め、甘えていることも原因の1つになります。
ご自身を振り返ってみてください。他人に対しては、感情をあらわにすることはできないのに、家族にならストレートに感情をぶつけることがありませんか?
子供だって一緒です。むしろ、小さな子供の方が感情をコントロールするのが難しいでしょう。
また、小さなお子さんの場合には、ママに気に入られたい、褒められたい、ママの注意を引きたい、ママには自分だけを見てほしいという独占欲もあります。
いずれにしても、子供たちは、兄弟ゲンカを通じて、人とのコミュニケーションを取る社会勉強をしているのです。
こう考えると、子供たちにとって兄弟ゲンカも必要なものだと言えます。
・自己主張をすることを覚え、競争心や独占欲が芽生え、兄弟ゲンカする。
・成長と共に、言ってはいけないこと、やってはいけないことを学習し、自分をコントロールし、やがて相手を思いやる優しさを身につける。
・同時に、全て自分の思い通りにはならないことを学ぶ。
子供たちは、兄弟ゲンカを通じて、社会を学び、成長していくのです。