子育て
2018.09.13
2019.03.12
赤ちゃん時代を過ぎた子を持つママの「うちの子、ここが心配」というお悩みの一つに、「すぐ泣く」というものがあります。
「すぐ泣く子」にも、いくつかのパターンがあります。今回は、それぞれの子どもの気持ちや、ママにできる対処法を考えていきたいと思います。
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「すぐ泣く子」の3つのパターンと対策
パターン1|繊細で気が弱く、すぐ泣く子には…
まずは、感情が豊かで繊細、気が弱いタイプの子です。
「探し物が見つからない」「友だちにキツいことを言われた」「大人からマナーを注意された」など、傍から見れば泣くほどのことではないと思えるようなことでも泣き出してしまい、ママやパパはもどかしい気持ちになることも。
大人になってから「子どもの頃は泣き虫だった」という人に話を聞いてみると、本人は、「好きで泣いていたわけではなく、どうしても涙が出てしまった」と言います。
人間は、恐怖やストレスが大きくなり、このままでは精神が壊れてしまう…と感じると、何パターンかの反応をして自分の心を守ろうとします。心理学用語ではこれを「防衛機制」といいます。
どのような反応をするかの例としては、次のようなものがあります。
- 「抑圧」…気にしない、考えないようにする など
- 「逃避」…登園時になるとお腹が痛くなって休む など
- 「合理化」…手に入らないモノを「本当は欲しくなかった」などと自分に言い聞かせる など
- 「補償」…かけっこで勝てない劣等感を、ゲームで勝って埋め合わせる など
- 「同一視」…強い他人やキャラクターの真似をして、自分も強くなったように感じる など
そして、「泣く」ことも自分を守る行動の1つだと言われています。子どもはトラブルに対する反応が未熟で当たり前。成長と共に、泣かずに問題解決していく方法を身に付けている段階なのですね。
この場合、無理に泣くことをやめさせるのではなく、「泣いてもいいから頑張ってみよう」と声をかけ、ストレスや問題のある状況を解決する方法をひとつひとつ一緒に考えてゆくことが大切です。