子どもの存在があってつながっているともいえる「ママ友」との関係。お互いの性格や人間性までは、よく知らないことも多いものです。だからこそ、いったんこじらせてしまうと、想像も絶する大きなトラブルに発展することもしばしば。まるで「ドラマのような」ママ友トラブルに遭遇した、ママたちのエピソードをお届けします。

 

私の謝罪が足りなかったの?(愛子さん/36歳/パート)

 

PIXTA/Ushico

すべての始まりは私の息子が、ママ友の家の壁に落書きをしてしまったことでした。近所のママ友・Nさんと知り合ったばかりのころ、「ご飯食べにおいでよ~」の一言から、彼女の家にお呼ばれされました。 そのときに、あろうことか真っ白な壁に、息子がクレヨンで落書きをしてしまったんです。謝罪を繰り返す私に、彼女は「いいのよ~、子どもなんだから仕方ないわ」と笑顔で言ってくれ、帰り際も「気にしないで」と念押ししてくれました。 悪いことをしたとは思いながらも、彼女の態度にほっとしていたのですが…その数日後から、私の周りの環境は一変したんです。急に近所のママ友たちから無視されるようになり、私が道を歩けばこそこそ話が聞こえてきます。 挨拶しても無視され、予定していたランチ会も私だけ声が掛かりませんでした。さすがにおかしいと思い、親しいママ友に相談してみると衝撃の返事が返ってきたんです!  「あなたのお子さん、Nさんちの壁に落書きしたんでしょ? しかも掃除も謝罪もせずに帰たって…ありえないでしょ」 散々謝ったつもりでしたし、Nさんは快く許してくれたと思っていました。でもそれじゃ足りなかったの? ハウスクリーニングを申し出るべきだった? Nさんが流した噂で、完全に孤立した私…いまでも正解がわかりません。