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サブスクリプションサービスという言葉を聞いた事がありますか。


サブスクリプションサービスとは、料金を支払う事で一定の期間サービスを受けられるという仕組みの事です。 例えば、Amazonプライムが良い例ですが、年額4,900円を支払う事によって、Amazonで買い物をする際に送料が無料になったり、Amazonが提供する動画や音楽を好きなだけ視聴する事が出来ます。


このようなサービスはその他にも色々な場所で見られ、居酒屋やカフェなどでも月額料金を払う事で、毎日商品提供を受ける事が出来るといったビジネスモデルが展開されています。

自動車業界にも参入されたサブスクリプションサービス

他の業種同様に自動車業界にもサブスクリプションサービスが参入してきました。


中古車販売店のガリバーを運営する株式会社IDOMが2017年より全国的に展開しているのが、「ノレル(NOREL)」です。


またオリックス自動車株式会社と提携したナイル株式会社が2018年から「カルモ」を展開しています。


そして2019年2月には、自動車メーカー最大手とも言えるトヨタ自動車が「株式会社KINTO」設立し、2019年夏以降に全国展開を予定しております。 今後も、様々な企業が自動車のサブスクリプションサービスを展開していくのではないでしょうか。

 

ノレル(NOREL)

2年間の長期契約を行う事により、中古車利用の通常料金59,800円(税抜)~が39,800(税抜)~になる「2年割プラン」もあり、気軽に利用する事が出来るのが特徴です。


また、中古車販売のガリバーを運営する企業が展開しているという事もあって、車種も多様なのが嬉しい所。


乗る車によって金額は変わってきますが、最短90日で乗り換えが可能というのも、豊富な車種を取り揃えている「ノレル(NOREL)」ならではの良い所と言えるのではないでしょうか。

カルモ

カルモはオリックス自動車株式会社との提携サービスを行っているため、用意されている車はすべてオリックス自動車が扱う正規ディーラー車です。


そのため国産全車種メーカー保証付きのディーラー新車に乗る事が出来るのが特徴。 更にメンテナンスプランも充実しており、契約をすれば全国30000店舗以上の指定業者で整備を受ける事が出来るのも嬉しいですよね。 最長の9年契約をすることによって、軽自動車であれば月額1万円台から乗ることが可能です。

KINTO

自動車メーカーでは国内最大手とも言えるトヨタ自動車が展開するKINTO。


現在は東京都内の一部のみの展開となっておりますが、2019年の夏以降に全国展開する予定となっています。


KINTOは2つのサービスが用意されており、3年間で1台の車種に乗れる「KINTO ONE」と3年間で6種類のレクサスブランドを乗り継げる「KINTO SELECT」が選べます。


価格は「KINTO ONE」が49,788円~106,920円と車種によって異なります。 また「KINTO SELECT」は月額194,400円で、レクサスの6車種を6か月ごとに乗り換える事が出来ます。

車のサブスクリプションサービスの特徴は?

税金や保険などがかかってしまうため、自分で所有したくないという方も多いですよね。 そんな方のために、今までもレンタカー、カーリース、カーシェアリングなどのサービスは存在していましたが、車のサブスクリプションサービスはこれらとどう違うのでしょうか。 車のサブスクリプションサービスを利用した際のメリットを挙げてみましょう。

ナンバーがレンタカー特有の「わ」ではない

レンタカーを借りたことがある方も多いと思いますが、レンタカーのナンバーはいわゆる「わナンバー」となっていますよね。


人によっては、レンタカーであるという事がバレバレなので、恥ずかしいという方もいるのではないでしょうか。 しかしサブスクリプションサービスの場合はレンタカーのくくりではないため、「わナンバー」である事はまずありません。 自分の所有する車に近い感覚で乗る事が出来るのは良い所ですよね。

税金や自賠責保険料も月額料金に含まれている

自動車取得税、重量税、自動車税などの税金や、車検時に支払う自賠責保険料も月額料金に含まれているため、余計な出費を気にすることなく乗る事が出来ます。


またプランによっては車検代金も含まれる場合がありますので、契約をする際には月額料金にどこまで含まれているのかをしっかりと確認しておきましょう。

気軽に車を乗り換える事が出来る

車に長期間乗っていると、他の車種に目移りしてしまう事がありますよね。


自分で購入した場合、カーローンの残金や頭金の事などを考えると、そう気軽に乗り換えるわけには行かないのではないでしょうか。 しかし、サブスクリプションサービスを利用すれば、豊富なラインナップが取り揃えられており、気軽に乗り換える事が出来てしまうんですね。 新しい物好きな方や、色々な車に乗ってみたいという方にはぴったりのサービスと言えます。

 

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車のサブスクリプションサービスのデメリットは?

特徴を見るとメリットだらけに感じるサービスですが、果たしてデメリットはあるのでしょうか。


考えられるデメリットを挙げてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

買い切りではないため利用をストップすると車に乗れなくなる

自分で購入した車であれば、お金を払ってしまえばたとえ何年が経過したとしても自分の所有物となりますよね。


しかしサブスクリプションサービスはあくまで月額を払って利用しているだけなので、自分の所有物になるわけではありません。 支払いをストップすれば当然サービスを受ける事も出来なくなります。

長い目で見ると購入した方が安い

月々支払う金額は安くて良いかもしれませんが、長期間契約していると購入してしまった方が安く済んだという事にもなりかねません。


色々な車に乗ってみたいという方には良いかもしれませんが、1台の車に乗り続けたいという方にとっては、購入してしまった方が安く済むのではないでしょうか。

たとえ乗らなくても料金は発生してしまう

契約を続けている限り、たとえ車に乗らなくても月額料金は発生します。


レンタカーの場合は乗りたい時だけ借りて、不必要な場合は借りなくても良いのですが、サブスクリプションサービスの場合はそうもいきません。


一度契約をしてしまうと、たとえ利用しなかった月があったとしても毎月必ず料金を支払う必要があるんですね。

車のサブスクリプションまとめ

レンタカー、カーリース、カーシェアリングに続き、新たにサブスクリプションサービスも選択する事が出来るようになりました。


どのサービスが自分の状況に合っているかを考慮して、それぞれのメリット・デメリットを比較してからサービスを受けるようにすれば、無駄なく車に乗る事が出来るでしょう。

 

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文/今野由奈