NTTドコモ、ソフトバンクと共にスマホ業界をけん引してきたauもまた、端末代と通信料金の完全分離に向けた新料金プランを5/13に発表しました。


それが、新auピタットプランです。


こちらのプランの内容は、同居家族3人以上で2年契約を結ぶ事によって、一人当たりの料金が永年1,980円~になるというものです。


料金設定が段階性となっており、データ通信量が1GBまで1,980円/月~、4GBまで2980円/月~、7GBまで4,480円/月~となります。


受付は6/1から開始するという事です。

 

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■格安SIM業者にとって追い風となるか?

端末代と通信料金が完全に分離されることによって、大手3大キャリア以外のいわゆる格安SIM業者はどうなるのでしょうか。


一部業者を除き、基本的に格安SIM業者は元々端末代を通信料金に組み込んで割引にするという手法は行っていませんでした。


ですので、格安SIM業者からするとこの法改正はあまり痛手になる事はありません。


それどころか、ひょっとすると格安SIMを利用する人たちが増えてくるのではないかと予想出来るんですね。 ・法改正によって大手3大キャリア離れが起こるかもしれない 端末代と通信料金が完全分離されることによって、顧客の囲い込みが困難になってしまいます。


大手3大キャリアは元々の通信料金が格安SIM業者に比べ割高なため、端末代を割り引くという手法を使って顧客を獲得してきました。


しかしその手法が使えなくなってしまうと、「2年縛り」や「4年縛り」が出来ないため、利用客は月額利用料金が安い方に移動しやすくなるんですね。


今までは端末代という見えない鎖で縛られていた利用客も、それが外れる事によって視野も広がり格安SIMにも目を向けるようになるかもしれません。


今後通信事業者の契約比率が、法改正によってどのように変化していくのか、注目していきたいですね。

■まとめ

格安SIMという言葉をあらゆる場所で目にすることはあっても、キャリアのプランによって通信事業者を変更する事がなかなかできなかったという方も多いのではないでしょうか。


これからは法律によって自由に変更する事が可能になりますので、ぜひとも格安SIMも検討してみてはいかがでしょうか。