一般的に「パート」とは「パートタイム労働者」、つまり「1週間の労働時間が、その事業所の通常の労働者と比べて短い労働者」のこと。パートタイマー、アルバイト、契約社員など呼び名は違えど、この条件に当てはまる労働者をさします。今回お話を聞いた「パート」で働く妻たちは、なかには通常の労働者と差がないほどの勤務時間で働き、お給料も実は夫を超えている人も。そんな彼女たちに向かって「家事はパートのお前の仕事」と暴言を吐いた夫…改心させた妻の操縦術とは?
■家事はお前の「仕事」だろ(美香さん/36歳/派遣社員)
子どもが年中さんになったので、週4日で仕事をはじめました。とはいえフルタイム勤務なので帰宅時間も遅め。日々穏やかな専業主婦生活から、なかなかハードな毎日に一変しました。 これまでは家事はすべて私がやっていましたが、ひとりでは到底追いつかない。そこで「皿洗いやゴミ出しなどの家事を手伝ってほしい」と旦那に頼んだんです。するとヘラヘラしながら「いやいや、家事はお前の仕事だろ」と言うじゃないですか。 その言動にあまりに腹が立ったので「分かった。『仕事』なんだったら、今日からお給料ちょうだいね」と言ってやったんです。すると旦那は「いや…それは…」なんて口ごもるばかり。 「あなたいま『仕事』って言ったよね? 仕事ならお給料が発生して当然でしょ。ハウスキーパー相場を参考に値段決めよっか」と、PCを立ち上げたところで、「わかった…やるよ」とシブシブ了承しました。 ちなみに旦那の勤務する派遣会社では、家事代行の仕事を扱うこともあるそうです。実際に家事を「仕事」として扱いながら、なにを寝ぼけたことを言っているのかとあきれてしまいました。