105-1

旅行や出張で最も大きな費用となるのが、宿泊費と移動費ではないでしょうか。宿泊費に関しては安い宿を探せばある程度は抑えることができるのですが、移動費に関してはあまり安くすることは難しいかもしれません。


特に飛行機での移動となるとかなりの高額になってしまいます。出張であれば会社の経費として交通費が下りますが、旅行となると家計からの出費となるので、できれば安く抑えたいのが本音ではないでしょうか。

■交通費で大きいのは飛行機代

移動手段にはいろいろありますが、その中で最も高額となるのが航空機運賃ではないでしょうか。 もちろん、それ以外の交通手段に比べると目的地までの移動時間が短いというメリットがありますから、航空機の運賃が他の手段に比べて高いのは仕方のないことと言えます。


飛行機を利用する場合、普通にチケットを購入していたのでは、新幹線などに比べて費用が掛かってしまうのですが、そのチケットを安く購入する方法があるのです。 一般的な方法としては、宿泊を含めたツアーで申し込む方法ですが、これだと便や宿泊先が限定されてしまうこともありますし、単純に飛行機代だけを安くするということにはなりません。


航空チケットだけの場合、早割で購入すれば安く購入することができます。ですが、それ以上に安く購入する方法もあるのです。それが今回ご紹介する株主優待です。


株主優待の場合、料金が半額になるのです。これはかなり大きな割引となります。株主優待券が2枚あれば、往復で片道分の金額で済むのです。利用できるのであれば使わない手はないですよね。 ちなみに国内の移動手段では航空機ではなくJRを利用する人も多いです。そのJRでも株主優待券を発行しています。 JRの場合、地域ごとに会社が異なっていて、株主優待券を発行しているのは、JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州となります。JR東日本に場合で株主優待券による運賃の割引率は2割ほどですから、航空チケットの半額というのはかなり魅力的です。


もちろん、便や日時などある程度の制限はあるようです。ですが、その条件で問題がなければ半額になるというのはかなり大きいですよね。

■株主優待狙いでの投資もあり

近年、株式に対する投資の仕方が一部で少し変わってきています。資産運用であるため、株価の上昇しそうな企業に投資するというのは同じなのですが、株主優待を目当てとして投資をしている方も増えているのです。


もちろん、資金にある程度の余裕がなければ難しいのですが、特定の銘柄だけであれば可能ではないでしょうか。 株式を購入することで株主になるのですが、設定された金額以上、もしくは株数の株式を所有することで株主優待を受けることができるようになります。


さらに、投資金額や所有株数によってその優待の内容もグレードアップします。JALの場合、所有株数に応じた枚数の株主割引券が発行されるのです。


企業ごとに優待の内容も異なっているのですが、企業によってはQUOカードであったり、特定の店舗で自社で使用できる無料のクーポン券であったりします。 中には人気バラエティー番組「月曜から夜ふかし」で人気となった桐谷さんのように、様々な企業の株主となり、いろいろな株主優待をうけ、それだけで生活しているという強者もごく一部ですがいるのです。