妊娠中はいろいろと気がかりなことが噴出します。不安を胸に出産を迎えるのは、できれば避けたいものですよね。ネット上では病院や地域が取り組んでいる「母親学級」について、「行った人」と「行かなかった人」で意見が交わされていました。
母親学級に参加した方が安心できる?
母親学級は両親学級とも呼ばれており、出産や赤ちゃんのお世話といった知識が教われます。開催されている場所は主に「病院や助産師」「自治体」「民間企業(ベビーグッズメーカー)」などがあり、それぞれ違ったメリットが。強制参加ではありませんが、果たして母親学級には参加した方がいいのでしょうか?
母親学級に参加した人からは、「ママ友もできるし、不安でいっぱいだったのが少し楽になりました」「病院の母親学級に参加したら、分娩室を見学させてもらえた。なんとなく怖いイメージがあったけど安心できる」「自己紹介の場もあって、色んなママと交流できる。想像以上に楽しかったです!」「産後の体がどう変化していくか、知っておくだけで安心して出産を迎えられました」「沐浴のしかたや、準備した方がいいベビーグッズも教われる。絶対行った方がいいよね」といった感想が上がっていました。
母親学級は夫婦で参加すべき?
様々な事情があり、母親学級に参加できない人も少なくありません。妊娠30週目に突入したという女性は「引っ越しなどの慌ただしいイベントが続き、母親学級へ参加できずに出産を迎えるかも… 母親学級に行かなかった人は、『行った方が良かった』と後悔していませんか?」とお悩みの声を上げています。
女性の声を受けて、母親学級に行かなかった人からは様々なエピソードが寄せられていました。「2人子どもがいるけど行ってない。ママ友を作ろうとする人がたくさんいて、怖い印象がある」「つわりが長かったから行けませんでした。助産師さんにお願いすると、産後でも母親学級の内容を教えてもらえます」「育児に関する情報は親と友達から聞いた。無理してまで行かなくてもいいと思うよ」といった経験談が。体調や予定を考慮した上で、参加するかどうかを決めた方が良さそうです。
一方、「夫婦で参加すればよかった」と後悔する人も。母親学級に夫を連れて行かなかった人は、「出産後、夫が全然手伝ってくれなくて苦労しました。『どうすればいいかわからない』と言われ、夫も母親学級に同行させていたらと後悔しています」と打ち明けていました。
母親学級に参加した夫は「立ち会い出産」で活躍?
母親学級に「夫婦で参加した」という妻からは、「夫が立ち会い出産のときに、うまく声をかけてくれた」という声が多く見られます。実際、母親学級に参加した夫はどれくらいいるのでしょうか? 産婦人科向け事業などを展開している「ベビーカレンダー」が実施した、「立ち会い出産に関する意識調査」の結果を見ていきましょう。
まず「出産に立ち会ったパパの満足度は?」と聞いたところ、79%の人が「満足」と回答。「やや満足」という人も16%と、合わせて95%いることが分かりました。また立ち会い出産に参加したパパの中で、「産院や自治体の母親学級に参加した・事前に予習した」という人は過半数以上。夫が出産に立ち会うためには、母親学級への参加がマストなのかもしれませんね。
ちなみにタレントのりゅうちぇるさんは昨年の7月、公式ブログでぺこさんの出産に立ち会ったことを振り返っています。その中で両親学級について触れ、
出産の流れもなんとなくわかったからすごく行っててよかったなと思った
とコメント。さらに“病院に行くべきタイミングがわかる”“出産時の流れを知っていることで、ママにうまく声掛けができる”というメリットを上げていました。不安な気持ちのまま出産を迎えることのないよう、夫婦で育児にあたっての準備を進めたいですね。
文/長谷部ひとみ