賛同してないのに「◯◯さんも言ってた〜」（瞭さん/32歳/専業主婦）
息子が幼稚園に通っていたころ。お話好きママたちに捕まって、何度か「井戸端会議」に強制参加させられたことがあります。会議と言っても、前向きな話やためになる話なんてひとつもなく、話題に上がるのはママ友の噂話や悪口ばかり。私にとっては苦痛で仕方ありませんでした。 「○○さんち、最近軽自動車にかえたわよね、借金でもあるんじゃない？」とか
「○○さんが最近つき合い悪くて調子に乗っている」とか
「〇〇さんがきれいなのは彼氏がいるから」なんていう、根も葉もない詮索や噂話が主な話題です。
この井戸端会議の怖いところは、「その場にいるだけで当事者にされる」こと。なにも言っていないし頷いてもいないのに、気づけば「陽子さんも言っていた～」なんてことになっているわけです。 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」みたいな感じで、ひとりでは言えないことも「井戸端会議」という形で複数の意見にすれば、影響力も増すというもの。だからひとりでも多くのママを巻き込もうと、周りに声を掛けて強制的に参加させようとしているのでした。 卒園を機に関わることもなくなりましたが、一歩足を踏み入れたら最後、断ろうにも断れません。本当に怖い会議です。
