「浮気は病気」と言って〝仕方ないもの〟として容認するような風潮もありますが、それはあまりにも勝手な言い草。実際に不倫を繰り返す夫を持った妻は、そのたびに心をすり減らしています。「どうして?」というあてのない疑問と、「別れた方がいい?」という厳しい自問を繰り返し…限界を感じる妻たちの話を聞きました。
誓いの言葉も軽々と裏切る(愛さん/35歳/事務職)
初めての浮気に気づいたのは、結婚して1年が過ぎたころです。確証はあったけれど、旦那に認めさせるこれといった証拠がなくて。「化粧の香りがする」とか「帰りが遅い」とか言ってもうまくはぐらかされました。
しばらくして、旦那が女性と歩いているところを知人が目撃して、私に教えてくれました。問い詰めると初めて浮気を認めました。「もうしない! 本当にごめんなさい!」と土下座するのを見て、「旦那を信じよう」と思い許すことにしたんです…私にも反省すべきところはあったし。 それからしばらくは夫婦関係も良かったんですが、最近また不倫の気配が…女性との親し気なやりとりのLINE画面を見てしまったんです。あのご下座と「もうしない!」はなんだったのか…単なるパフォーマンスだったんですかね。 治らない旦那の不倫癖にショックが大きくて、今は追求する気力もないです。平静を装ってはいますが、「どこかで見切りをつけるべきなのかな」とも思う今日この頃です。