<2.思い出の整理の仕方:写真やビデオ編>
故人の住み処に残された、実に多くの写真やビデオ、その中には在りし日の故人や自分たちが幼い頃に撮った大切な一枚もありますが、故人が撮った風景写真や友人たちの写真など、自分たちには関係のないものも含まれていることが多いです。 写真やビデオの引き取りは、まず以下のような順番で始めましょう。 ①アルバムにとじられていない写真とネガの確認 写真を一カ所に集め、1枚1枚確認していきましょう。
必要・不必要・要相談な写真を入れる箱を用意し、思い出として残しておきたいものは必要な箱へ、故人とは関係ないと思われる写真は不要な箱へ入れて分けていきましょう。
必要かどうかの判断に迷う写真は要相談の箱に入れておきます。
フィルムのネガがある場合やデジタルデータがある場合は、再現像が可能なので、写真を不要と判断してもOKです。 ②要相談な写真、不要な写真の処分を決める 関係者で集まり、不要・要相談な箱に入った写真をどうするか決めます。
トラブル&後悔を防ぐため、できれば関係者全員で行き先を決めましょう。 ③必要な写真の分配、焼きまわし、整理を行う。 写真を遺族や友人に渡します。
同じ写真を複数の人が欲しがる可能性もあるので、その場合は焼きまわし、コピーをして配ります。
残った写真はできればアルバムに入れて整理します。
ついでにフィルム写真をデジタル化しておくと便利です。
お家にスキャナーがあれば写真を取り込むことができますし、写真屋にお願いすれば有料でしてもらえます。 ④不要な写真を捨てる 写真は紙と同じ扱いなので、普通ごみとして処分できます。
写真をごみとして出すのに抵抗がある場合は、写真を供養してくれる寺社にお願いして処分してもらいましょう。
ビデオの場合は、家にビデオデッキが残っていれば①②④はほぼ写真と一緒、③もビデオからDVDに変換してくれるサービスがあるので、デッキがない場合はお願いしましょう。これで「かさ」はだいぶ減ります。