遺品整理は思っているよりはるかに大変です。

 

 

故人の生前の持ち物の行き先を決める遺品整理は、大量の思い出の品々との闘いです。

 

 

特に写真やビデオやアルバムは、全部残しておきたいけれど場所がない、故人を思い出してしまい手が止まる、などなど行く手を阻む難関が。それを乗り越え、故人も自分たち遺族も満足できる整理方法を伝授します。

 

<1.捨てられなくても捨てられない!思い出という名の品々>

人が亡くなったあと、その人の生前の品を整理し、それぞれの行き先を決めてあげる「遺品整理」は人として生まれた以上、誰もが人生で1度は経験しなければならないことです。

 

遺族が集まって、故人の思い出話に花を咲かせながら、和やかに整理を行えれば良いのですが、亡くなった直後は、とにかく遺産に関する手続き事や雑務に追われ、効率重視で手を動かさなければなりません。

 

 

それが終わって、ようやく遺産としての価値はないけれど、思い出としての価値は高い、本当の意味での遺品整理が始まります。

 

 

遺産としての価値がなく、思い出としての価値のあるもの。

 

 

例えば故人の写真やアルバム、ビデオや日記などがそうです。

 

 

また故人が普段着ていた服、アクセサリーなども含まれます。

 

 

これらは見ているだけで、故人の生前の姿を強烈に思い出させるものばかりです。

 

 

ですから、心情的にはなかなか処分をすることができません。

 

 

悲しみがまだ癒えていない人にとっては、見ることすらつらいものかも知れません。

 

 

しかし、個人的な差はありますが、こういったもの全てをそのまま残しておく場合、保管場所に困ることが多々あります。

 

 

何しろ量が半端なく、人によっては整理もされていないので、果たしてこれが全部必要なものなのか分からない場合が多いからです。

 

 

そのまま誰かがその家に住み、家ごと引き継いでくれるなら、最悪放置したままでも問題はありませんが、故人が亡くなったのを機に、家を処分しなくてはならない場合、それらは自分たちの家に引き取らなければなりません。

 

 

捨てるか、引き取るか。 今回は、どちらかを選択しなければならない場合の方法についてご紹介します。