仕事は、人生における重要な一部です。「仕事を変える」と言うのは簡単ですが、実際に行動するのは、意外と難しいこと。「転職すれば必ず成功する!」とわかっていれば良いのですが……そうとは限らないからです。 転職で失敗しないためには、「本当に転職するべきなのかどうか」について、具体的な行動を起こす前にしっかりと検討することが大切です。具体的に、以下の4つの行動を意識してみてください。

 

 

■現在の仕事への不満点を書き出してみる

新卒から定年まで、ずっと一つの職場に留まり続ける人は、もはやまれだと言えるでしょう。より自分の能力を発揮できる職場や、より納得できる環境を求めて「転職する」という選択肢は、非常に身近なものとなってきています。 とはいえ、転職をしたことで、かえって後悔してしまう方がいるのも事実です。こうした事態に陥らないためには、「本当に今転職するべきなのかどうか」を、しっかりと検討する必要があります。 具体的な行動としては、「今の仕事に対する不満」を書き並べてみてください。 ・給料が安い

 

・人間関係が良くない

 

 

・上司からのハラスメントに悩まされている

 

 

・自分の能力を活かしきれていない気がする

 

 

・もっともっと成長していきたい

 

 

・もっと休みが欲しい 「転職したい!」という気持ちが募った裏には、必ず「現職への不満」が隠されているはずです。まずはそれから目をそらさず、しっかりと見つめ直すところからスタートしましょう。 またこうした不満ポイントは、単純に「頭の中で考える」だけではなく、「実際に紙に書き出してみる」のがオススメです。 書き出すことで頭の中の情報が整理整頓されますし、新たなポイントにも気付きやすくなります。また、次のステップに進む際にも、助けとなってくれることでしょう。

 

 

■転職すれば、本当に解決できる問題なのか、考えてみる

現在の職場への不満を書き出したら、次はそれらを、客観的に判断していきます。具体的には、「現職への不満は、転職することで本当に解決できるのかどうか」ということです。 転職は自身の環境を変えるために効果的な手段ですが、だからといって「自分が抱える問題の全てを、完璧に解決してくれる手段」というわけではないのです。 ここをしっかり検討しないまま転職を決断しても、「結局何も変わらなかった」「むしろ前よりも悪くなってしまった」なんてことにもなりかねません。転職先に夢を見過ぎないことも、重要なポイントと言えます。 先ほど書き出した不満の一つ一つを、転職することで解決できる問題なのかどうか、冷静に判断してみてください。 また実は、「転職ではなく、現在の職場に掛け合うことで解決できる問題」も少なくありません。給料が不満なときには、資格を取得して給料アップを狙ったり、人間関係で悩んでいる場合には、部署異動を願い出たりするわけですね。 もしもこちらの方法で問題を解決することができるのであれば、転職よりも少ないリスクで「希望の職場」を手に入れることができます。「取りあえずやってみて、それでもダメなら転職を」と考えることもできるでしょう。