■代表的なお茶の特徴

一番茶と新茶は、その年に初めて摘み採った茶葉でできたお茶のことです。 番茶は一番茶を摘んだ後の茶葉を用いたもので、6月半ばのものを二番茶、7月半ばのものを三番茶と呼びます。煎茶よりも育った茶葉を使っているためカテキンの含有量が多くなっており、しっかりとした味わいとなっています。価格が低いので家庭で飲むのに適しています。 秋冬番茶は7月半ばに三番茶を摘み採らないかわりに秋口に摘んだももので、番茶の中では最も遅く製造されたものになります。ほかの時期の番茶よりも価格が下がる一方でより多くのカテキンなどを含むという説もあり、近年になって人気が出ているそうです。 ほうじ茶は番茶や煎茶、大きな葉や茎をブレンドさせて作るお茶です。高い温度で炒ります。そのため緑茶の緑色が茶色になり、香りも香ばしくなります。 緑茶に含まれているカフェインやタンニンといった成分が少なくなっており、よりさっぱりとした味に仕上がっています。 玄米茶は番茶や煎茶に玄米をブレンドしたものです。玄米茶に使う玄米は水に浸して蒸してあるので独特の香ばしさと甘味が出ます。 玄米茶にはカフェインが少ないという特徴があります。子供と一緒に飲むのにぴったりです。 抹茶は覆下栽培という、茶葉を摘み取る前に ヨシズやむしろなどで茶園を覆う方法で育てた若葉を使ったお茶です。 蒸すまでは煎茶と同じですが、その後は揉まずに乾燥させていきます。茎や軸なども取り除いて石臼で挽いて完成です。 抹茶は茶道で使われるほか、アイスクリームやチョコレートなどのスイーツによく使われていることでも馴染みがあります。 家庭で抹茶を点てる機会はあまりないかもしれませんが、イベントなどで体験できることがあるようです。 玉露は抹茶と同じように覆下栽培の茶葉を使用したもので、高級緑茶として知られています。 日光を遮って育てると茶葉に含まれるカテキンが減少しテアニンと呼ばれるアミノ酸が増えるため、加工した後独特の風味になるのです。

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