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化粧品には使用期限が表示されていないため、いつまで使っていいのか迷ってしまいますよね。 あまり使わないメイク用品だと、1年経っても減っていないこともあります。そんな時、ずっと使い続けても大丈夫なのか、心配になりますよね。 古くなった化粧品を使い続けると、肌荒れを引き起こしてしまうこともありますので、定期的に古くなった化粧品は処分するようにしたいものですね。そこで今回は、化粧品の保管方法と使用期限について、ご紹介します。

■化粧品の保管方法

開封した化粧品を保管する場合、容器の口元についた汚れをティッシュでキレイに拭き取って、しっかりフタを閉めるようにしましょう。 汚れが口元についたままになっていると、フタが最後までちゃんと閉まらないため、乾燥して中身が固くなってしまうこともあります。 また、手指から雑菌が入り込んでしまい、化粧品の品質が下がってしまうことも考えられます。 化粧品は空気に触れると酸化が始まるため、変色してしまうこともありますので、使用する場合はすぐにフタを閉めるように心がけましょう。 化粧品は日陰で風通しのいい場所で、常温管理するのが好ましいです。なるべく湿気の少ない場所に保管すれば、雑菌が増えることを防げます。 暖房器具やバスルーム、車の中などは高温になりやすいので、化粧品の品質低下につながったり、容器が破裂して液漏れを起こしたりすることもあります。 また、洗面台やドレッサーの上に直接置くのもNGです。化粧品にはアルコールやオイル、保湿成分や香料などが含まれているため、塗料やプラスチックを変質させてしまう恐れがあります。

■冷蔵庫の保管はNG

化粧品は冷蔵庫に入れたほうが品質が長持ちすると思われているようですが、要冷蔵の指定がない限り、冷蔵庫に入れるのはやめておきましょう。 化粧品は基本的に常温管理が推奨されているため、冷蔵庫に入れることで品質を損なう可能性があります。 また、常温のほうが肌になじみやすいため、冷蔵庫に入れて冷やすと化粧のノリが悪くなることもあります。 湿気のない暗くて涼しい場所に保管しておけば、ほとんどの化粧品は問題ありません。

■化粧品の使用期限は?

・未開封の場合 化粧品は製造年月日や使用期限日が表示されていませんが、当然使用期限はあります。一般的に未開封の化粧品は製造から3年程度とされていますが、医薬品医療機器等法で3年以上品質が保てるものには製造年月日を表示しなくて良いと定められていますので、化粧品には使用期限や製造年月日が表示されていないのです。 ほとんどの化粧品が、3年以上品質を保てるように製造されているという証しでもあります。 ・開封済みの場合 開封済みの化粧品の場合、化粧品によって多少の差はありますが一般的に3カ月から半年程度が使用期限とされています。開封後は空気に触れることで化粧品が劣化し、品質低下や変色を起こす可能性があるため、肌荒れを引き起こしてしまうこともあります。