気軽に始められる株主優待
株を始めるというと、構えてしまうかもしれないけれど、株主優待を目当て始めてみると、気軽にできるのでは?とのこと。実際、桐谷さんも将棋の教え子が「松井証券の社員」だったことがきっかけだったと振り返ります。桐谷さんが株を始めた時代と比べて、口座開設もとても簡単。「口座を開くだけなら無料だし、口座を開設することでプレゼントがもらえるキャンペーンの時期を狙えば、損することはありません」と笑顔で説明した桐谷さん。
まずは手軽に口座を開くところからスタートして、そこから考えてみるのもいいかもしれません。現在優待銘柄は1,500社ほどあるとのこと。そのうちの100社以上がなんと5万円以下で購入できる優待株なのだそう。「株主優待は少額投資家にこそメリットが大きい」と桐谷さんが力説していたように、手軽にそしてお得に感じられる身近な投資なのです。
優待券を使い切るために、颯爽と自転車で街を走り抜ける桐谷さんの姿がおなじみですよね。優待券は使用期限があることを難点としながらも「いつまでにどうやって使い切ろうかな」といろいろと考えることが楽しいのだそう。優待券をきっかけに映画に誘ったりすることもできるとのこと。「はじめてみようかな」「株主優待ってどんなものがあるのかな」と気になったら、桐谷さんの講演や、こういったイベントに参加してみるのもいいかもしれません。
取材・文/タナカシノブ