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働き方改革によって、副業が認められ、誰もが収入UPを副業でかなえられる世の中になりました。本業より副業の収入の方が多い、なんて話を聞いたりすると、私もやろうかな?と思いますよね。


でも注意!最近副業をエサにお金を巻き上げる「副業詐欺」が増えています。今回は、誰もが陥る副業詐欺の手口と、予防・解決方法をお伝えします。

 

<1.こんな風に副業詐欺は近寄ってきます。副業詐欺の手口>

みなさんはスマホでSNSを使っていますか?LINEやインスタグラムなどで見かけるサイトで、こんな広告を目にしたことはありませんか? 「インスタで写真・画像を選ぶだけで高収入」


「誰でも1日5分で月○○万円は稼げます!」 これらは代表的な副業詐欺の誘い文句です。


パソコンでも同じような広告を見たことがあるはずです。 誰でもできるなら、写真を選ぶだけなら、1日5分でいいのなら…。なんて魅力的な言葉でしょうか。これを見た誰かが「やりたい!」とだまされてしまうのも無理ありません。


もっとも、このような広告に惹かれてアクセスしてきた被害者は、次のステップで、こんな目にあう危険性があるのを覚えてください。 ・出会い系サイトに登録する費用やポイント費用を要求され、支払ってしまう。 その副業でお金を稼ぐためには、富裕層など特別な立場にいる人と交流を持った方がいいと言われ、サイトへの登録費用を負担するように言われるそうです。


副業のためになるならとお金を支払っても、大してメリットもなく、支払いばかりが増える仕組みです。


入会するよう求められるサイトは、もちろん詐欺グループが作った偽サイトか、あるいは実態のないサイトです。 ・副業をするための準備金(サイト開設費用、維持費用、マニュアル代など)を支払ってしまう。 例えばECサイト(商品の売買をするサイト)の運営という副業では、オンライン店舗の開設費用やカスタマイズ費用、手続きマニュアル、必要機器などを事前に購入するように勧められます。それがないと副業ができないと言われ渋々ながらも購入しますが、素人の被害者にとっては全く使いこなせない機器だったりするので、その後も維持管理費用を言われるままに支払い、中には1,000万円を超える被害にあった人もいるそうです。

 

<2.だまされた!と思ったら、次に取るべき行動は?>

副業詐欺の誘い文句は日々ますます巧妙化し、被害者が「おかしいな?」と思って相手に疑いを向けても、大抵はもっともらしい言い訳が事前に準備されているので、なかなか発覚しないのがこの詐欺の恐ろしいところでもあります。


しかしそもそも「儲かる」という言葉で始めた副業なのですから、終わりは必ず来ます。


いくらお金をつぎ込んでも、少しも儲からない、連絡を取ろうにも相手が行方不明になってしまった、などの事態になって、ようやく「だまされた」と気づくわけです。 もし、万が一、あなたがこんな事態に陥ってしまったら、これ以上の被害を防ぐために、できるだけ早く以下のことを実行しましょう。 ①消費生活センターや消費者ホットラインへ連絡する。


消費者ホットラインは、商品やセールスに関する苦情や問い合わせを受け付けてくれます。番号は全国共通。局番なしの「188(いやや)」です。


あるいは地域の消費生活センターへ電話しましょう。電話番号は地域により異なるので、消費生活センターのHPで確認してください。 ②警察に連絡する。


副業への勧誘がSNSやネットの広告からだった場合は、県警本部のサイバー犯罪相談窓口に連絡すると、話が早いです。


都道府県により電話番号やサイトのアドレスが違うので、連絡する際は最寄りの窓口の連絡先を調べてください。 ③クレジットカード引き落とし停止手続きをする。


もし、詐欺師に渡すお金をカード払いにしていたら、払わずに済ませることができるかも知れません。


一刻も早くクレジットカード会社に電話をして、カードの支払いを停止する手続き(抗弁書の作成と送付)をしましょう。「抗弁書」は一般社団法人日本クレジット協会のHPにひな型がありますので、それを利用してください。 ④弁護士に相談する。


搾取された金額が高額なら、弁護士に依頼して訴訟を起こすという方法もあります。成功報酬は取られますが、相談や着手金などが無料の事務所もあり、相手側から全く返金されないよりは随分マシです。